昨夜の 粗利は いくらでしたか ── 売上は 皆 見ているのに 残った額は 誰も 見ていない
売上は 締めた瞬間に 出ます。ですが その夜 いくら残ったかは、月末まで 誰も 知りません。夜ごとに出す 4 つの引き算と、出せるようになると 変わる決めを 並べました。
売上は 締めた瞬間に 出ます。皆 見ておりますし、翌朝には 誰でも 言えます。
⚠️ **ですが「その夜 いくら 残ったか」は、月末まで 誰も 知りません。**そして 月末に 出た頃には、その夜の事は もう 誰も 覚えておりません。
⚠️ この頁で 申し上げないこと
⛔ 税の扱い・帳簿の付け方・どこまでを 費用に できるか・決算の作りは 税理士様の側でございます。
⛔ この頁は その助言では ございません。⭕ 税と 帳簿は 税理士様へ お尋ねください。
⭕ 扱うのは 運びの側だけ ── その夜の 引き算を 出せているか でございます。
なぜ 売上だけ 見てしまうのか
⭕ 見えるからでございます。それ以上の訳は ございません。
売上は 締めれば 出ます
⇒ ⭕ 1 つの数で、その場で 出ます。⚠️ 残った額は 引き算が 要る分、その場では 出ません。
費えは 別の刻に 出てまいります
⭕ 人の分は 締めの後、仕入は 別の日、家賃は 月に一度。⚠️ ⭕ 同じ夜の物なのに 出る刻が 揃っておりません。
⇒ 月末の締めに 2 週間かかる ── 計算ではなく 集めるのに 手間取っている
月で 見ると 夜の差が 消えます
⇒ ⭕ 良い夜と 悪い夜が 混ざって 一つの数になります。⚠️ ⭕ 月の数は 出ますが、直す所は 出ません。
そして 誰の持ち場でもございません
⚠️ ⭕ 売上は 皆の関心事ですが、残った額は 主の頭の中だけでございます。⭕ 現場は 売った数で 判じております。
夜ごとに 出す 4 つの引き算
⭕ 難しい算ではございません。4 つ 引くだけでございます。
一 その夜の 売上
二 - 人の分(その夜 出た額。日払いも 含めて)
三 - 出た物の 元の値(酒・食べ物・使った物)
四 - 送りの分(車・燃料・その夜だけ 掛かった物)
= その夜 残った額
家賃と 固定の分は 引きません
⇒ ⭕ 夜ごとに 変わらない物は 入れません。⭕ 入れると どの夜も 同じだけ 悪くなるので、夜どうしを 比べられません。
⚠️ ⭕ **固定の分は 月で 見ます。**分けるのが 芯でございます。
三 が いちばん 出しにくうございます
⭕ 在庫を 数えていない店では 出ません。⚠️ ⭕ ただし **概算で 構いません。**動かない事より、粗くても 毎晩 出る方が よろしうございます。
四 は 送りの在る店だけでございます
⇒ ドライバーの原価を「1 本いくら」で見ていると、人を減らす方へ効きます
そして 出す刻は 締めの 5 分後
⚠️ ⭕ 翌朝には 何が 特別だったかを 誰も 覚えておりません。⭕ その夜のうちに 一行 でございます。
出せるようになると 変わる決め
⭕ これが この頁の 全部でございます。数の為の数では ございません。
開けるか 閉めるか
⇒ ⭕ 暇な曜日を 開け続けるかどうか。⚠️ ⭕ **売上では 判じられません。**残った額が 固定の分を 下回っているかどうかでございます。
⇒ 営業時間を 決め直す ── いちばん大きい固定費の判断を 感覚でやっていないか
何人 入れるか
⭕ 人を 足した夜と 足さなかった夜の 残りを 比べられます。⚠️ ⭕ 売上は 上がったのに 残りが 減っていたという形が よく 出ます。
何を 出すか
⇒ ⭕ 出た数が 多い物と 残る額が 大きい物は 別でございます。⚠️ ⭕ よく出る物が 儲かっているとは 限りません。
誰を 呼ぶか
⭕ 催しや 呼び込みを した夜。⇒ その夜の残りが 増えたかで 判じます。人数では ございません。
そして 値を どう動かすか
⇒ 値上げを いつ・どう伝えるか ── 離れる客と 残る客は 別のもので決まる
出し始める時の 手順
⭕ 一度に 正しく 出そうとすると 続きません。
一 …粗くて よろしうございます
⚠️ ⭕ 元の値が 分からなければ、目分量の 割合で 構いません。⭕ 同じ当て方で 毎晩 出すなら、夜どうしは 比べられます。
二 …売上と 同じ所に 書きます
⇒ ⭕ 別の所に 書くと 見られません。⭕ 締めの記録の 隣に 一行でございます。
三 …二週 溜めてから 見ます
⭕ 一晩では 何も 分かりません。⚠️ ⭕ 14 の数が 並んで はじめて 形が 出ます。
四 …出た形で 当て方を 直します
⇒ ⭕ 明らかに おかしい夜が 出れば、それは 当て方の誤りでございます。⭕ 直して また 二週。
五 …そして 月の数と 突き合わせます
⚠️ ⭕ 夜の合計と 月の実物が 大きく違えば、引き忘れが ございます。⛔ 帳簿の側の話は 税理士様へ。
⇒ 精算が合わないのは、「回収」と「精算」を1つの表で見ているからです
業種で 引く物が 違います
キャバクラ・ラウンジ
⭕ 人の分が いちばん 大きうございます。⚠️ ⭕ 出た物の元の値より その夜 出た人の分の方が 効きます。
⇒ ⭕ 同伴・アフターの分を どちらに 入れるかを 先に 決めます。⚠️ 毎晩 変えると 比べられません。
ホストクラブ
⇒ ⭕ 売れた額と 入る額の 刻が ずれます。⛔ ツケの扱いを どうするかを 先に 決めます。⚠️ ⭕ 売上に 入れて 残りを 出すと、入っていない金で 残ったことになります。
⇒ ツケを どこで止めるか ── 上限を決めていない店の共通点
メンエス・個室型
⭕ 出る物が 少なく、人の分が ほぼ 全部でございます。⇒ 引き算が いちばん 簡単な業種でございます。⚠️ その分 出していない店が 多うございます。
バー・スナック
⇒ ⭕ 出た物の元の値が 主でございます。⚠️ ⭕ **在庫を 数えていないと 出ません。**概算から 始めます。
送りの在る店(デリヘル・派遣型)
⭕ 四(送りの分)が 大きく、しかも 夜ごとに 変わります。⚠️ ⭕ 遠い夜と 近い夜で 残りが まるで 違うのに、売上では 同じに 見えます。
数えていない店で 起きている事
⚠️ どれも「売上は良かったのに」で 始まります。
忙しい夜ほど 残っていない
⭕ 人を 足し、物を 出し、送りを 増やしている為でございます。⚠️ ⭕ 売上は いちばん高く、残りは 平日と 変わらないという形が 実際に ございます。
良い夜を 増やそうとして 悪くする
⇒ ⭕ 売上で 判じて 同じ形を 繰り返します。⚠️ 残りで 見ていれば やらない方がよかった夜が 分かります。
値を 上げる所を 誤ります
⭕ よく出る物を 上げがちでございますが、⚠️ ⭕ 残る額が 小さい物の方に 手を付ける所が ございます。
そして 閉める判断が 遅れます
⇒ ⭕ 月で 見ていると 気づくのが 一月 遅れます。⚠️ 夜で 見ていれば 二週で 分かります。
数で 見ると どう見えるか
⚠️ 下の数は 形を お見せする為の 例でございます。実物で 置き換えてお使いください。
同じ月の 3 つの夜
土曜 金曜 火曜
売上 420,000 310,000 120,000
- 人の分 180,000 120,000 70,000
- 出た物の元 84,000 58,000 19,000
- 送りの分 46,000 28,000 6,000
= 残り 110,000 104,000 25,000
(売上に対して) 26% 34% 21%
⭕ 土曜は 売上が いちばん高いのに、残りは 金曜と ほぼ 同じでございます。⚠️ ⭕ 売上で 見ていると この事は 一生 出てまいりません。
割合で 並べると もっと はっきりします
⇒ ⭕ 金曜が 34%、土曜が 26%。⭕ 土曜に 何を 足したのかを 見れば、足さない方がよかった物が 出ます。
⚠️ ⭕ 人を 2 人 足して 売上が 11 万上がり、人の分が 6 万 増えていた ── こういう形が よく 出ます。
火曜の 25,000 円を どう読むか
⛔ ⚠️ これだけでは 閉める判断は できません。⭕ 固定の分(家賃・光熱・月極)を 日で 割った額と 比べて はじめて 判じられます。
⇒ ⭕ 日で 割って 30,000 円なら、火曜は 開けるほど 減っております。⚠️ ただし 常連が その日にしか 来られないなら 別の話でございます。
⇒ 営業時間を 決め直す ── いちばん大きい固定費の判断を 感覚でやっていないか
そして 二週 並べると 曜日の形が 出ます
⭕ 一晩では 何も 分かりません。⚠️ ⭕ 14 の数が 並んで はじめて、直す所が 曜日なのか 人数なのか 出す物なのかが 分かれます。
よくある 問い
在庫を 数えておらず 三 が 出せません
⭕ 割合で 構いません。⇒ 出す物ごとに だいたい 何割が 元の値かを 一度 決め、売上に 掛けるだけ。⚠️ ⭕ 同じ割合を 毎晩 使うなら、夜どうしは 比べられます。
人の分が 月払いで 夜に 出ません
⇒ ⭕ **その夜 働いた人の分を その夜の額として 当てます。**実際に 払う刻とは 別でございます。⚠️ 払う刻で 当てると、給与日の夜だけ 大きく 悪く 出ます。
毎晩は 続きません
⚠️ ⭕ 4 つの数を 書くだけで 3 分でございます。⭕ 締めの記録の 隣に 欄を 作るのが 全部で、⇒ 欄が 無い形は 続きません。
出しても 何も 変わりませんでした
⭕ 一晩では 変わりません。⇒ 二週 並べて はじめて 曜日の形と 人数の形が 出ます。⚠️ ⭕ 変えるのは その後でございます。
税理士様に お任せしております
⛔ ⭕ 税と 帳簿は そのとおり 税理士様の側でございます。⚠️ ⭕ ただし 税理士様が お出しになるのは 月の数で、夜の数は こちらでしか 出せません。⇒ 別の物でございます。
今夜から できる 3 つ
⭕ 費えは 掛かりません。
一 …締めの記録の 隣に 4 つ 欄を 作ります
⇒ ⭕ 売上/人の分/出た物/送り。⭕ 作るのは 5 分でございます。
二 …今夜の 4 つを 書きます
⚠️ ⭕ 粗くて 構いません。⭕ 出た物は 割合で 当てて 構いません。
三 …二週 溜めます
⇒ ⭕ 見るのは 二週 後。⚠️ ⭕ 途中で 見て 判じないのが 大事でございます。14 の数が 揃うまで 何も 分かりません。
⇒ 日報は 5 分で 終わる形にする ── 長い日報は 3 週で 止まります
見分けの 3 問
一 …昨夜 いくら 残りましたか
⇒ 数が 出れば 出しております。「売上は ○○でした」なら 出しておりません。
二 …先月 いちばん 残った夜は いつでしたか
⚠️ これに 答えられる店は 多くございません。ここが この頁の 芯でございます。
三 …いちばん 売れた夜と 同じ夜でしたか
違う夜 … 出しておられます。いちばん 大事な事に 気づいておられます
同じ夜 … 本当にそうかもしれませんが、確かめる要が ございます
分からない … 出しておられません
現場に 見せるかどうか
⚠️ 売上は 皆が 見ておりますが、残りを 見せている店は 少のうございます。
額を 見せる要は ございません
⭕ 割合だけでも 足ります。⇒ 「昨夜は 26%、金曜は 34%」。⚠️ ⭕ 額を 出したくない店ほど 割合が 使えます。
見せると 足す判断が 変わります
⇒ ⭕ 人を 足すか・物を 出すかを 現場が 判じる時に、残りを 知っていれば 別の答えになります。⚠️ 知らなければ 売った数で 判じます。
責める為の数に しない
⛔ ⚠️ 悪い夜を 責める形にすると、次から 書かれなくなります。⭕ 数は どこを 直すかを 出す物であって、誰を 咎めるかの物では ございません。
そして 良かった夜を 一緒に 見ます
⭕ 34% の夜に 何を していたか。⇒ 悪い夜より 良い夜の方が 学びが 多うございます。
覚えておく 3 つ
一 売上は その場で出る。残りは 引き算が要る。だから 誰も見ません
二 家賃と固定の分は 夜の引き算に 入れない。夜どうしを 比べられなくなります
三 粗くてよい。同じ当て方で 毎晩 出せば 夜どうしは 比べられます
二週 溜めた後に 見る 4 つ
⭕ 14 の数が 揃ったら、この順で 見ます。
一 …曜日で 並べます
⇒ ⭕ 残りの額と 割合を 曜日で。⚠️ ⭕ 売上の順と 残りの順が 違う曜日が 出れば、そこが 直す所でございます。
二 …人数と 突き合わせます
⭕ 人を 足した夜の 残りが 増えているか。⚠️ ⭕ 増えていない夜が 続けば、足す判断の方を 直します。
三 …出た物と 突き合わせます
⇒ ⭕ よく出た夜の 割合が 落ちていないか。⭕ 落ちていれば、よく出る物の 元の値が 高いという事でございます。
四 …そして 固定の分と 比べます
⚠️ ⭕ 月の固定の分を 開ける日数で 割った額。⭕ この線を 下回る夜が どれだけ 在るかで、開ける日の決めが 変わります。
⇒ ⭕ ここまで来て はじめて【閉める】という言葉を 使えます。⛔ それより 前の判断は 感覚でございます。
記録は どこに 在るべきか
その夜の 売上・人の分・出た物の元の値・送りの分 ── この 4 つが 締めの記録と 同じ所 に 並んでいるかどうかでございます。並んでいれば、二週で 良い夜と 悪い夜が 分かれ、開けるか・何人 入れるか・何を 出すか・誰を 呼ぶかが 売上ではなく 残りで 決められます。並んでいなければ、月末に 一つの数が 出るだけで、その数が どの夜から 来たのかは もう 分かりません。⛔ そして 税と 帳簿の側は、夜の数を 幾ら 揃えても こちらでは 判じられません。税理士様へ お尋ねください。
⇒ 月末の締めに 2 週間かかる ── 計算ではなく 集めるのに 手間取っている