月末の締めに 2 週間かかる ── 計算ではなく 集めるのに 手間取っている
締めが遅いのは計算が重いからではなく、数字が散らばっているから。集める所を減らす 4 つと、締めが早い店で何が変わるか。
月が変わって 2 週間。まだ 先月の数が 出ておりません。
計算が 難しいのではございません。集めるのに 手間取っているだけでございます。
遅れているのは どこか
計算する時間 …数十分
集める時間 …数日〜2 週間
⇒ 遅れの 9 割以上が 集める側でございます。 ⚠️ ですので 計算のツールを良くしても 早くなりません。
集めるのに 手間取る理由
一 数字が いくつもの所に 散っている(手元・端末・言った言わない)
二 その月のうちに 入っていない(後から 思い出して 足す)
三 例外が 記録に 残っていない(値引き・立替・ツケ)
四 誰が 入れるか 決まっていない
⚠️ 三 が いちばん 時間を 食います。 一つ一つ「これは 何でしたか」と 訊いて回る事になります。
早くする 4 つ
一 その日のうちに 入れる ⚠️ 後から思い出して足す形は、必ず 抜けます。 ⇒ 翌日には もう「だいたい」になっております。
二 例外に 名前を付ける
値引き / 立替 / 未収 / 交換
⇒ その場で 選べる形にしておけば、後から 訊いて回らずに 済みます。
三 入れる人を 決める ⚠️ 「気づいた人」は 誰も入れないという意味になります。
四 締めの日を 決めて 貼る ⇒ いつまでの分かが 決まっていないと、後から 足され続けます。
締めが 早いと 何が 変わるか
数字が 出る早さは、それ自体が 打ち手でございます。
2 週間後に出る …もう 手を打てない(次の月が 半分 過ぎている)
3 日後に出る …まだ その月に 効く手が 打てる
⚠️ 遅い数字は 記録であって、判断の材料では ありません。
完璧より 速さ
100% 正しい数が 2 週間後
95% の数が 3 日後
⇒ 後者の方が 使えます。 ⚠️ ただし どこが 95% なのかは 言えるようにいたします。 「ここは まだ 動きます」と 添えれば、粗い数でも 判断に使えます。
見ておく 3 つ
一 締めが 終わるまでの 日数(月ごとに 数える) 二 締めの後で 足された件数 ⚠️ 多いなら その日のうちに 入っていません 三 「これは何?」と 訊いた回数 …例外に 名前が 足りていない目安
毎晩の締めと 月末の締めは 別
| 何の話か | どちらの頁か |
|---|---|
| 月末に 2 週間かかる(集める所が 散っている) | この頁 |
| 毎晩 30 分 延びる(合わない・待つ・探す・直す) | 精算の締めが 毎晩 30 分 延びる |
⚠️ 毎晩が 揃っていれば、月末は ほとんど 要りません。 ⇒ ⇒ 逆に、月末だけ 早くしようとしても 集める所が 散ったままでは 縮みません。
順は 毎晩が 先
毎晩が 揃う ⇒ 月末は 足すだけ
毎晩が 散る ⇒ 月末に 全部 集める事になる
⇒ ⚠️ 月末の 2 週間は、毎晩の 30 分が 30 日分 溜まった姿でございます。
例外に 名前を付ける
三つ目に挙げた所が いちばん 時間を 食います。先に 一覧を 作ってください。
| 例外 | その場で 何を 選ぶか |
|---|---|
| 値引き | 誰の判断か・いくら |
| 立替 | 誰が 立て替えたか・戻す先 |
| 未収(ツケ) | いつまでに・誰が 追うか |
| 交換・返金 | 元の受注は どれか |
| サービス | 誰の判断か |
⚠️ **右の列が 要ります。**名前だけ付けても、月末に「これは 何でしたか」と 訊く事になります。
一覧を 増やしすぎない
5 つくらい …選べます
10 を超える …選ばれず「その他」に 寄ります
⇒ ⚠️ 「その他」が 増えたら 一覧が 合っておりません。 ⇒ ⇒ 月に一度 「その他」の中身を 見て、多い物に 名前を 付けてください。
ツケは 別に 追う
⇒ 未収の追い方は ツケの回収、 どこで止めるかは ツケを どこで 止めるか に ございます。
締めの日を 決めて 貼る
四つ目でございますが、貼るまでが 一組でございます。
決めるだけ …後から 足され続けます
貼る …足す側が 自分で 気づきます
何を 貼るか
いつまでの分か / いつまでに 入れるか / 誰が 締めるか
⚠️ 三つ目が 落ちます。 ⇒ 締める役が 決まっていないと、締まった事に 誰も できません。
締めた後に 出てきた分
一 締めた事は 動かさない
二 次の月に 足す(動かした事を 1 行 残す)
⇒ ⚠️ 遡って 直すと、一度出した数が 信じられなくなります。 ⇒ ⇒ 出した数が 動く店では、誰も その数で 判断しなくなります。
95% の数を 出す形
「完璧より 速さ」と申しましたが、添える 1 行が 要ります。
「◯◯は まだ 動きます」
どこが 動くかを 言えるようにする
確定 …入金が 済んでいる分
未確定 …ツケ・返金の見込み・月をまたぐ分
⇒ ⚠️ この 2 つを 分けて 出してください。 ⇒ ⇒ 分けずに 1 つの数で 出すと、後で 動いた時に 全部が 疑われます。
月をまたぐ分の 決め
夜 23 時に始まり 翌 1 時に終わった分は どちらの月か
⇒ 決めておいてください。⚠️ 決めていないと 月末だけ 数が ずれます。
早く出た数で 何をするか
早さ自体は 目当てでは ございません。打てる手が 在って 初めて 意味が 出ます。
一 その月の 残りに 効く手(出勤・広告・受け方)
二 翌月の 決め(枠・コース・値)
⇒ ⚠️ 一 が 効くのは 3 日以内に 出た時だけでございます。 ⇒ ⇒ 2 週間後では 二 にしか 使えません。
見る数は 3 つで 足ります
売上 / 件数 / 客単価
⇒ 客単価の見方は 客単価の上げ方 に ございます。 ⚠️ 最初から 10 も 20 も 見ようとすると、集めるのに また 2 週間かかります。
散っている所を 数える
「散っている」と申しましたが、実際に いくつ 在るかを 数えてください。
その月の 数を 作るのに 開いた所の 数
⚠️ 3 つを 超えていれば、そこが 2 週間の 元でございます。
よく在る 散り方
| 散っている所 | 何が そこに 在るか |
|---|---|
| 受注の記録 | 売上の 本体 |
| 手元の控え | 値引き・立替・その場の判断 |
| 個人の連絡先 | 予約の変更・お客様との やり取り |
| 銀行・決済の側 | 入金の 実際 |
| 誰かの 頭の中 | 例外の 事情 |
⚠️ いちばん下が 抜けると 訊いて回る事になります。 ⇒ ⇒ そして その方が お休みの日には 月末が 止まります。
減らす順
一 誰かの頭の中 ⇒ 例外の一覧で 拾う
二 個人の連絡先 ⇒ 店の側で 受ける形にする
三 手元の控え ⇒ その場で 入れる形にする
⇒ 個人の連絡先の話は LINE で来た予約が 記録に残らない に ございます。
締めが 遅い店で 起きている事
数が 遅いと、遅い事自体が 次の遅れを 生みます。
数が 出ない ⇒ 判断が 後回し ⇒ 決めが 遅れる ⇒ 現場が 前のまま 動く
⇒ 来月も 同じ数が 出る
⚠️ 「毎月 同じような数」は、良い印では ございません。 ⇒ ⇒ 手が 打てていない印である事が ございます。
遅れの 値段を 出す
その月に 打てたはずの手 …出勤の 増減・広告の 出し先・受け方
⇒ ⚠️ 値段は 出しにくうございますが、打てなかった事は 数えられます。 ⇒ 「先月 数を見て 変えた事」が 0 件なら、数が 遅すぎます。
誰が 入れるかを 決める
三つ目に挙げましたが、決め方に 順がございます。
一 その場に 居る方(いちばん 早い)
二 その夜の 責任者(漏れが 少ない)
三 翌日 まとめて(いちばん 遅く いちばん 抜ける)
⇒ ⚠️ 三 を 既定にしないでください。 ⇒ ⇒ 翌日には もう「だいたい」になっております。
入れられない時の 逃げ道
その場で 入れられない ⇒ 1 行だけ 残す(何が 在ったか)
⇒ ⚠️ 完全に 諦めさせないでください。 ⇒ 1 行 在れば、後から 訊く相手が 分かります。
1 か月で 揃える 手順
第一週 …例外の一覧を 5 つ 作る(その場で 選べる形に)
第二週 …入れる役と 締める役を 決める
第三週 …締めの日を 決めて 貼る
第四週 …集める時間と 計算する時間を 別々に 測る
⚠️ 第四週が 答えでございます。 集める側が 縮んでいなければ、何も 変わっておりません。
集める時間と 計算する時間を 別々に 測る
四週目に 挙げましたが、測り方を 決めておいてください。
集める時間 …最後の受注が 入ってから、材料が 揃うまで
計算する時間 …材料が 揃ってから、数が 出るまで
⚠️ 合わせて 1 つで 測ると、どちらが 重いか 出ません。 ⇒ ⇒ そして たいてい 重いのは 集める側でございます。
測った後に 見る所
集める時間が 減ったか …例外の一覧と 入れる役が 効いたか
計算する時間が 減ったか …ここは もともと 数十分。伸びしろは 小さい
⇒ ⚠️ 計算の側を 直したくなるのが 常でございますが、 ⇒ ⇒ そこは 9 割 以外の側でございます。
早い店が やっていない事
早い店は 特別な事を なさっているのでは ございません。やっていない事の方が 揃っております。
一 後から まとめて 入れない
二 例外を 覚えておかない(その場で 名前を 付ける)
三 締めた後に 遡って 直さない
四 一度に 10 も 20 も 見ようとしない
⚠️ 四 が 見落とされます。 ⇒ 見る数を 増やすほど、集める所も 増えます。
増やすのは 縮んでから
3 つが 3 日で 出る ⇒ そこから 4 つ目を 足す
⇒ ⚠️ 逆の順にすると、どれも 出なくなります。
数が 出た後に 誰へ 渡すか
出しただけでは 何も 起きません。渡す先を 決めておいてください。
現場へ …件数と 客単価(自分の手で 動かせる数)
経営へ …売上と 利の見当
本人へ …その方の 分だけ
⚠️ 三つ目を 出していない店が 多うございます。 ⇒ ⇒ 自分の数を 知らないまま 働いておられる形になります ⇒ 日々の記録の形は 日報は 5 分で 終わる形にする に ございます
渡す時に 添える 1 行
「先月と 比べて ◯◯が 動きました」
⇒ ⚠️ **数だけ 渡すと 読まれません。**動いた所を 1 つ 名指ししてください。
よくある問い
Q. 計算のツールを入れれば 早くなりますか。 ⇒ なりません。⚠️ 遅れの 9 割以上は 集める側でございます。
Q. 例外は いくつまで 作ればよいでしょうか。 ⇒ 5 つくらいでございます。⚠️ 10 を超えると「その他」に 寄ります。
Q. 締めた後に 出てきた分は どうすれば。 ⇒ 次の月に 足してください。⚠️ 遡って 直さないでください。
Q. 粗い数を 出してよいのでしょうか。 ⇒ 構いません。⚠️ ただし どこが 動くかを 添えてください。
Q. どこから 手を付ければ よろしいでしょうか。 ⇒ 例外の一覧でございます。ここが いちばん 時間を 食っております。
記録が残る所に置く
上の三つは、受注・精算・値引きが 同じ所に 残っていないと 出せません。
散らばっていると、集める所から 始まります。 ⇒ 毎月 同じ 2 週間を 使い、早くする手が 打てません。
tasteck では 受注と精算が 同じ記録に乗るので、その日のうちに 締まった分から 積み上がります。
⚠️ ただし ツールは 最後です。先に 例外に 名前を 付けてください。
締めが遅いのは 誰かが 遅いからではありません。集める形になっているからでございます。