日報は 5 分で 終わる形にする ── 長い日報は 3 週で 止まります
毎日書く物は 5分を超えると続きません。必ず入れる6行、入れてはいけない物、誰が読むかを決める理由、書いた物が使われる形。週次・月次との繋ぎ方つき。
日報を 始めて、3 週で 止まった店は 多いはずです。
書く人が 悪いのではありません。5 分を 超える形だっただけです。
毎日 書く物は、**忙しい日に 落ちます。**そして 忙しい日こそ、 いちばん 残したい事が 起きています。
この頁では 一 必ず入れる 6 行/二 入れてはいけない物/三 使われる形 の順で、そのまま使える形に します。
まず結論(急ぎの方へ)
一 6 行だけ。5 分を 超えたら 減らす
二 自動で 出る数は 書かせない(売上・組数は 記録から 出ます)
三 書くのは【数から 出ない事】だけ
四 誰が いつ 読むかを 決める。読まれない日報は 2 週で 止まります
五 週に 1 度 まとめて 見る。毎日 読む必要は ありません
⚠️ 二 が いちばん 効きます。 売上や 組数を 手で 書かせている店が 多いのですが、 それは 記録から 出る物です。書かせるほど 時間が 減り、 書いてほしい事(数から出ない事)が 落ちます。
一 必ず入れる 6 行
一 今夜の 特記(いつもと違った事。無ければ「無し」)
二 途中の物(誰の返事を 待っているか)
三 気づいた事(直っていなくてよい)
四 お申し出(在れば・1 行)
五 設備・物の 不具合
六 明日へ の申し送り
⇒ **どれも「数から 出ない事」**です。 ⚠️ 数は 記録から 出ます。日報に 書き写さないでください。
1-1 「無し」も 書く
空欄 …「無かった」のか「書けなかった」のか 分かりません
「無し」…見に来た意味が 判じられます
⇒ 空欄が 続くと、読む人が 見に来なくなります。
1-2 六 が いちばん 使われる
明日 出る人が いちばん先に 読む所
⇒ ここだけは 必ず 埋まる形にしてください
二 入れてはいけない物
2-1 自動で 出る数
売上 / 組数 / 客単価 / 出勤人数
⇒ **記録から 出ます。**書かせると
一 時間が かかる(5 分を 超える いちばんの原因)
二 転記の 誤りが 入る
三 記録と 日報で 数が 食い違う(どちらが 正か 分からなくなる)
⚠️ 三 が いちばん 高くつきます。 ⇒ 数が 二つ在ると、会議で どちらの数字かの話に なります。
2-2 感想と 評価
悪い …「今日は 流れが 悪かった」「あの子は やる気が 無い」
良い …「21 時台に 3 組 断り。車が 出払っていた」
⇒ 事実は 半年後も 使えます。感想は 使えません。 ⚠️ そして 人についての 評価は、書いた人が 辞めた後も 残ります。
2-3 長い文
段落で 書かせると 書く方も 読む方も 続きません
⇒ 1 行ずつ。箇条書きで 十分です
三 誰が いつ 読むか
3-1 読む人と 刻を 決める
| 読む人 | いつ | 何を見るか |
|---|---|---|
| 翌日 出る人 | 出勤して 最初の 1 分 | 六(申し送り) |
| 店長 | 翌日の 昼 | 一〜五 |
| オーナー | 週に 1 度 まとめて | 繰り返している物 |
⚠️ 毎日 全部 読む必要は ありません。 ⇒ 毎日 読もうとすると 続かず、読まれない日報になります。
3-2 読まれていない印
書く人が 同じ事を 何度も 書いている
⇒ 読まれていない、または 読んでも 何も 起きていない
⇒ **2 週で 止まります。**書いた物が 何かに 繋がった事を、 一度でも 見せてください。
四 週次・月次へ 繋ぐ
4-1 日報は 素材、週次は 束ね
日報 …その日の 数から出ない事
週次 …日報から 繰り返している物を 拾う
月次 …数(記録から 出る物)と 週次を 並べる
⚠️ 日報を そのまま 月次に 積み上げないでください。 ⇒ 量が 多すぎて 誰も 読みません。
4-2 週次で 見る 3 つ
一 同じ物が 3 回 出ていないか(仕組みの穴の 印)
二 途中の物が 3 日 動いていないか
三 申し送りが 空欄の 日が 何日 在るか
⇒ 一 が いちばん 効きます。 3 回 出た物は、その日の話ではなく 仕組みの話です。
4-3 月次の 数は 記録から
客単価・稼働率・リピート率は 日報から 出さない
⇒ 記録から 出す(日報は 数の話を していません)
⇒ 数え方は 客単価の上げ方 / 稼働率の見方 / リピート率の測り方 に 書いております。
五 続けさせる 3 つ
5-1 書く所を 1 つに
連絡の手段と 日報が 別 / 書き置きと 画面が 混在
⇒ どこに 書くか 迷う ⇒ 書かれない
5-2 出勤して 目に入る所に
探して 開く形は 続きません
⇒ 出勤した時に 目に入る所に 置く
5-3 直したら 書き戻す
「◯◯の件、8/20 から こうしました」
⇒ 書いた事が 変わった所を 見せるのが、いちばん 続きます。 ⚠️ 何も 起きないと、3 週で 止まります。
六 見ておく 3 つ
一 日報が 書かれた日の割合(「無し」も 数える) ⇒ 8 割を 切ったら 形が 重すぎます
二 3 回 以上 出た物の 件数(週ごと) ⇒ 仕組みの穴の 数です
三 途中の物が 3 日 以上 動いていない件数 ⇒ 溜まると 申し送りが 死にます
七 5 分を 超える形の 作られ方
長い日報は 誰かが 悪意で 作った物では ございません。 足し算だけで 出来上がります。
一 何か 起きる ⇒ 二 「日報に 書かせよう」 ⇒ 三 欄が 1 つ 増える
⇒ 四 これを 何度か 繰り返す ⇒ 五 15 分の日報になる ⇒ 六 止まる
⚠️ 一つ一つは 正しい判断でございます。 ⇒ ⇒ だから 止める仕掛けが 無いと 必ず こうなります。
7-1 足す時の 決め
欄を 1 つ 足すなら、1 つ 外す
⇒ 総数を 決めておくのが いちばん 効きます。 ⚠️ 「増やさない」では 守れません。何と 引き換えかを 問う形にしてください。
7-2 外す候補の 見つけ方
3 か月 一度も 使わなかった欄
⇒ ⚠️ 書かれているかではなく、使われたかでございます。 毎日 埋まっていても、誰も 読んでいない欄は 外して 構いません。
八 書けない夜が いちばん 大事
いちばん 忙しい夜 …いちばん 書く事が 多く、いちばん 書けません
⇒ ⚠️ **その夜の分が 抜けます。**そして 抜けた夜こそ 後で 見たい夜でございます。
8-1 忙しい夜のための 短い形
一 その夜だけ 3 行に減らす(起きた事・止まった所・明日へ)
二 後から 足せる形にしておく
⇒ 完全に 書けないより、3 行 書いていただく方が よろしうございます。 ⚠️ 「書けないなら 書かなくてよい」にすると、そのまま 書かれなくなります。
8-2 抜けた夜を 数える
書かれなかった日数 ÷ 営業日数
⇒ ⚠️ 1 割を 超えたら 形が 重すぎます。 ⇒ 書く人を 責める所では ございません。
九 誰が書くかを 決める
決めていない …その日 手が空いた人 ⇒ 中身が 毎日 変わります
決めている …役で 決まる ⇒ 中身が 揃います
⚠️ 中身が 揃っていないと、並べて 見られません。
9-1 複数人で 書く場合
一 書く順を 決める(後の人が 上書きしない形に)
二 誰が書いたかを 残す
⇒ ⚠️ 二 が 無いと、中身を 訊けません。 3 日 経つと 書いた本人しか 分からない事が 出てまいります。
9-2 交代の申し送りとの 違い
申し送り …その場で 次の担当へ(その場の言葉で 済む物)
日報 …後で 読む人へ(残す物)
⇒ ⚠️ 混ぜると どちらも 中途半端になります。 その場で 済む話は 申し送りへ。⇒ 店内の連絡が 伝わらない
十 書いた物が 使われる形
いちばん 効くのは 返す事でございます。
書く ⇒ 誰も 何も言わない ⇒ 3 週で 止まる
書く ⇒ 一言 返る ⇒ 続く
⚠️ 返しは 短くて構いません。「見ました」で 十分でございます。
10-1 返し方の 決め
誰が 返すか / いつまでに 返すか
⇒ ⚠️ 「気づいた人が」は 誰も 返しません。 忘れ物の連絡と 同じ形でございます ⇒ 忘れ物が 出た時 誰が持つか
10-2 使った跡を 見せる
日報に 書かれた事が 直った ⇒ その事を 日報の返しに 書く
⇒ 書いた甲斐が 見えるのが いちばん 続きます。 ⚠️ 直っても 伝えなければ、書いた人には 何も 起きていないのと同じでございます。
十一 締めとの 繋がり
日報が 揃っていると、締めが 短くなります。
日報が 無い …締めの時に 一から 集める
日報が 在る …集める所が 1 つ
⇒ 締めが 延びている店は、計算ではなく 集めるのに 手間取っておられます。 ⇒ 精算の締めが 毎晩 30 分 延びる ⇒ 月末の締めに 2 週間かかる
11-1 日報に 数を 書かない
⚠️ 売上や 件数を 日報に 手で 書かせないでください。
手で書く …写し間違いが 入り、締めで 突き合わせが 増えます
記録から出す …そのまま 使えます
⇒ 日報に 書くのは 数では出ない事でございます。
十一の二 6 行が どう使われるか
必ず入れる 6 行は、それぞれ 行き先が 違います。
| 行 | 後で 誰が 使うか | 使われ方 |
|---|---|---|
| その夜の 出来事 | 翌日の担当 | 続きの対応 |
| 止まった所 | 責任者 | 同じ所が 続けば 直す |
| お客様の 声 | 全員 | 次にお越しの時に 効きます |
| 人の様子 | 責任者 | 辞める合図が 出ます |
| 物の不足 | 仕入れの役 | 切らす前に 手配 |
| 明日へ | 翌日の担当 | いちばん 使われます |
⚠️ 行き先の 無い行は 外して構いません。 ⇒ ⇒ 行き先が 書けない欄は、たいてい 誰も 使っておりません。
11-2-1 「人の様子」を 軽く見ない
遅刻が 増えた / 言葉数が 減った / 挨拶だけになった
⇒ ⚠️ 売上より 早く 出ます。 3 週間ほど 先に 出る事が ございます ⇒ 一言で構いませんので 残してください。
十三 日報を 誰にも 見せない期間を 作らない
書く ⇒ 誰も見ない期間が 続く ⇒ 中身が 薄くなる ⇒ 見る価値が 無くなる
⇒ さらに 見られなくなる
⚠️ 一度 薄くなると、形を 戻しても 中身は 戻りません。
13-1 薄くなった印
「特に無し」が 3 日 続く
どの日も 同じ文になる
⇒ ⚠️ 「特に無し」が 悪いのでは ありません。 3 日 続くのに 誰も 訊かない事が 問題でございます。
13-2 訊き方
「昨日 止まった所は 無かったですか」
⇒ 責める形にしないでください。⚠️ 一度 責めると、書かれなくなります。 ⇒ ⇒ 書かれなくなった日報は、在るのに 無いのと同じでございます。
十二 1 か月で 揃える 手順
第一週 …いまの日報に 何行 在るかを 数える
第二週 …3 か月 使われていない欄を 外す
第三週 …書く役と 返す役を 決める
第四週 …書かれなかった日数を 数える
⚠️ 第二週を 飛ばさないでください。 役だけ 決めても、形が 重ければ 止まります。
よくある問い
Q. 5 分は 短すぎませんか。 ⇒ 短くございません。⚠️ 毎日 続く物は 5 分が 上限でございます。 長く書きたい日は 書いていただいて構いません。求める形が 5 分という事です。
Q. 手で書くのと 画面と どちらが。 ⇒ どちらでも 構いません。⚠️ 書く所が 1 つである事の方が 大事でございます。
Q. 読まれているか 分かりません。 ⇒ 返しが 在るかどうかでございます。 ⚠️ 3 週 返しが 無ければ、読まれておりません。
Q. 止まってしまった日報を 戻すには。 ⇒ 前と 同じ形で 戻さないでください。止まったのは 形のためでございます。 ⇒ 6 行に 削って 戻す方が、続きます。
Q. どこから 手を付ければ よろしいでしょうか。 ⇒ いまの日報の 行数を 数える事でございます。 10 行を 超えていれば、そこが 止まる理由でございます。
記録が残る所に置く
日報は 予約・出勤・受注と 同じ所に 在って 初めて 続きます。
別の場所に 在る
⇒ 開くのに 手間がかかる
⇒ ⇒ 忙しい日に 落ちる
⇒ ⇒ ⇒ いちばん 残したい日の分が 無い
tasteck では 掲示板と タスクが スタッフの画面に 在り、 出勤した時に 目に入る形にできます。数は 受注の記録から 出るため、 日報に 書き写す必要が ありません。
⚠️ ただし ツールは 最後です。まず 6 行に 絞って、自動で出る数を 外してください。 それだけで 5 分に 収まります。
続けて 読む
日報が 止まるのは 書く人の問題では ありません。5 分を 超える形にした側の 問題です。