新規のお客様は どこから来ているか ── 訊いていない店が いちばん多い
広告費は毎月出ていくのに、どこから来たかを数えている店はほとんどありません。訊き方・記録の残し方・数え方の落とし穴、そして「分からない」が半分を超えた時に何を見るか。
広告の費用は 毎月 出てまいります。 そのお金が どこで効いたかを 数えている店は、ほとんど ございません。
「うちは ネット中心です」
→ 何割が ネットか
→ 「…だいたい」
⚠️ だいたいで 費用を 決めている形でございます。 これは 感覚が 悪いのではなく、訊いていないだけでございます。
この頁の 3 つ
一 訊き方(1 問で 済みます)
二 記録の残し方(3 欄)
三 数え方の 落とし穴(分からないの 扱い)
一 訊き方
1 問で 足ります
「どちらで お知りになりましたか」
⭕ 初回の お客様にだけ。2 回目以降は 要りません。 ⛔ 選択肢を 読み上げないでくださいませ。誘導になります。
訊く人と 訊く刻を 決める
電話で 受ける店 …受けた人が その場で
来店の店 …受付が ご案内の時に
予約の画面 …欄を 1 つ 置く
⚠️ 決めていないと「誰かが 訊いているだろう」になり、誰も 訊きません。
訊きづらいと 言われたら
⛔ 「アンケートにご協力ください」…重く 聞こえます
⭕ 「ありがとうございます。どちらで お知りに?」…会話の一部
⭕ お礼の後に 続けると、ほぼ 全員 答えてくださいます。
二 記録の残し方
3 欄で 足ります
一 日付
二 何と 仰ったか(そのまま)
三 分類(後から 付ける)
⚠️ 二 を そのまま 残す事が 肝でございます。
⛔ その場で「ネット」に 丸を付ける
⭕ 「〇〇で見た」と そのまま 書く
⇒ その場で 分類すると、後から 分け直せません。 元の言葉が 残っていれば、分け方は 何度でも 変えられます。
分類は 月に一度 まとめて
広告(媒体ごとに 分ける)
検索
SNS
ご紹介
通りがかり
分からない
⭕ 媒体ごとに 分ける事。「広告」で 一括りにすると、 どの媒体を 止めてよいかが 出ません。
三 数え方の 落とし穴
落とし穴 1 …「分からない」を 捨てる
100 名のうち
答えあり 60 名 / 分からない 40 名
⇒ 60 名の中で 割合を 出すと、実物の 6 割しか 見ていない
⭕ 分からないも 分母に 入れて 数えてくださいませ。 ⚠️ 分からないが 半分を超えたら、割合の話は できません。 その時は 訊く形の方を 先に 直す事でございます。
落とし穴 2 …最後に見た所を 入口と 数える
広告で 知り
→ 検索で 店名を 引き
→ 予約
⇒ 本人は「ネットで」と 仰る
⚠️ 広告が 効いているのに、検索の手柄に 見えます。 ⇒ 「他に どこかで お見かけになりましたか」を 1 つ 足すと 分かれます。
落とし穴 3 …紹介を 数え落とす
ご紹介は お客様が 仰らない事が 多うございます
→ 数の上では 少なく出る
→ 紹介の手当てを やめてしまう
⭕ 紹介した側にも 訊く形にすると 出てまいります。
落とし穴 4 …1 か月で 判じる
広告は 出した月に 効くとは 限りません
⇒ 3 か月 見てから 判じる
⚠️ 1 か月で 止めると、効き始める前に 止める事になります。
出た数で 何が 変わるか
費用の付け替えができます
媒体 A …費用 10 万 / 新規 12 名
媒体 B …費用 10 万 / 新規 3 名
⚠️ 上の数は 数え方をお示しする例でございます(実測ではございません)。
⇒ 分かるのは 1 名あたり いくら 掛かったかでございます。 これが 出て 初めて、止める・増やすの 話ができます。
⇒ 求人媒体ごとの定着 と 同じ考え方です。
続けて来てくださる方の 入口が 分かります
新規の数が 多い媒体 = 良い媒体、とは 限りません
⭕ 入口ごとに、2 回目に 来られた率を 見てくださいませ。 数は 少なくても 残る方が 多い入口がございます。
通りがかりが 多い店は 立地の話でございます
通りがかりが 4 割を超える
⇒ 広告の話ではなく、看板と 導線の話
業態で 入口の形が 違います
デリヘル …ほぼ 検索と 広告(通りがかりは 0)
メンエス …検索・SNS・ご紹介
キャバクラ …通りがかり・ご紹介・SNS
ホストクラブ …SNS と ご紹介が 中心
⚠️ 他の業態の割合を 当てにしないでくださいませ。 自店で 1 か月 訊けば、実物が 出てまいります。
SNS は 分けて 数える
⛔ 「SNS」で ひと括り
⭕ どのやり取りの場か / 誰の投稿か(店か キャストか)
⇒ キャストの側から 来ている分は その方が辞めた時に 消えます。 キャストの SNS は 店の資産か
1 名あたり いくら 掛かっているか
入口が 分かると、初めて 1 名あたりの費用が 出せます。
出し方
その媒体の 月の費用 ÷ その媒体から 来た 初回のお客様の数
⚠️ 分母を 間違えやすい所が 2 つございます。
⛔ 予約の数で 割る …来られなかった分が 入る
⭕ 実際に お越しになった 初回の数で 割る
⛔ その月の 全新規で 割る …他の媒体の分まで 入る
⭕ その媒体と 仰った方の数で 割る
高いか 安いかは 単独では 判じられません
1 名 8,000 円 …高いか 安いか
⇒ その方が 平均で 何回 来られるかで 変わります
⭕ 1 名あたりの費用 × 何回 来られるかで 見てくださいませ。 1 回で 終わる入口の 3,000 円より、5 回 来られる入口の 8,000 円の方が 安うございます。
3 か月 揃うまで 動かさない
⚠️ 1 か月の数で 媒体を 止めると、季節の谷を 実力と 読み違えます。
訊いた事が 現場の手に 戻る形にする
数えるだけでは 現場は 続けません。戻ってくると 続きます。
月に一度 1 行だけ 返す
「先月の 新規 42 名のうち、ご紹介が 11 名でした。ありがとうございます」
⭕ 数えた物が 誰かの役に 立ったと 分かると、訊く手が 続きます。 ⛔ 集めるだけで 何も 返さないと、3 か月で 止まります。
現場が いちばん 知りたいのは 自分の分
店全体の 割合 …経営の側の数
そのキャストを 名指しで 来られた方 …現場の側の数
⭕ 後者を 返すと、訊く手が 自分の物になります。
揃える 順(1 か月)
1 週目 …訊く人と 訊く刻を 決める。そのまま 書く欄を 作る
2〜3 週目 …ひたすら 溜める(分類はしない)
4 週目 …月に一度 まとめて 分類し、分からないの 割合を 見る
⚠️ **1 か月目の数は 使えません。**訊き漏れが 多いためでございます。 2 か月目から 使えるようになります。
数えておく 3 つ
一 初回の お客様の数(分母)
二 入口ごとの 数(分からないも 含めて)
三 入口ごとの 2 回目に来られた率
⚠️ **三 が いちばん 抜けます。**そして いちばん 手を変えます。
訊かなくても 分かる分が ございます
全部を お訊きする要は ございません。元から 分かる入口が 3 つございます。
一 その媒体だけの 電話番号を 引く
二 その媒体だけの 予約の道(別の URL)を 使う
三 割引の合言葉を 媒体ごとに 変える
⭕ この 3 つは 訊かずに 数えられます。 お訊きする分が 減るので、現場の手が 軽くなります。
ただし 3 つとも 抜けが出ます
番号を 見て 検索し直す方がおられる
道を 経ずに 店名で 直に来られる方がおられる
⚠️ 機械で 数えた分は 少なく出ます。 お訊きした分と 突き合わせて、低い方を 採らないでくださいませ。
⇒ 電話に出られなかった件数 と 同じ形でございます。
出た数を 誤って 読む 2 つ
一 割合の変化を 実力の変化と 読む
先月 …検索 40% / 広告 30%
今月 …検索 50% / 広告 20%
⚠️ 広告が 落ちたのではなく、検索が 増えただけかもしれません。 割合は 他が動くと 動きます。
⭕ 実数も 一緒に 見てくださいませ。
二 少ない月の 割合を そのまま 使う
新規 8 名の月 …1 名で 12.5% 動く
⚠️ 新規が 少ない月の 割合は 揺れます。 3 か月 まとめて 見る方が 確かでございます。
⇒ 稼働率の見方 と 同じ話でございます。
よくある問い
全員に 訊けません
⭕ 訊けた分だけで 構いません。 ただし 訊けた数と 初回の総数の 両方を 記録してくださいませ。 ⇒ 訊けた率が 分かれば、数の 確からしさが 判じられます。
予約の画面に 欄を置けば 済みますか
⚠️ 選ぶだけの欄は「その他」が 増えます。 自由に 書ける形の方が、後から 分け直せます。
何か月 続けますか
⭕ 常に 続ける形が いちばん 楽でございます。 1 問なので、止める理由が ございません。 ⛔ 期間を 決めて やると、終わった後に 分からなくなります。
分からないが 半分を超えました
⭕ 数の話をやめて、訊く形を 直してくださいませ。 たいてい 訊く人が 決まっていないか 訊く刻が 忙しいかでございます。
タステックの話
初回の お客様の欄に 入口を 1 つ 置いておくと、 月ごとに 入口別の 2 回目率まで 出せる形になります。
今週やること
一 訊く人と 訊く刻を 決める
二 そのまま 書ける欄を 1 つ 作る
三 初回の総数も 一緒に 数え始める