電話に出られなかった件数を 誰も数えていない
受注は数えているのに、鳴ったのに出られなかった電話は どの店でも数えていない。取れた数だけを見ていると、いちばん増やせる所が 最後まで見えない。数え方と、数えた後にやること。
売上は数えています。受注の件数も数えています。
鳴ったのに 出られなかった電話は、数えていません。
そして たいていの店で、この数は 想像よりずっと 大きいです。
なぜ 数えられていないのか
出られなかった電話は、何も起きていないからです。
出た電話 …受注になる・記録に残る・売上に乗る
出ない電話…何も残らない
⇒ 残らない物は 集計に出ません。⇒ **「取りこぼしは たぶん少ない」**が 続きます。
⚠️ そして 出られなかった側は 電話をかけた本人しか知りません。その人は もう次の店にかけています。
まず 3 つ数える
ツールの話の前に、いまの姿を出します。
一 着信の総数(1 週間)
二 そのうち 出られた数
三 出られなかった時間帯の 内訳(曜日 × 時刻)
多くの店で **三が いちばん偏ります。**そして偏る所は、たいてい いちばん忙しい時間です。
⇒ **忙しい時ほど 取りこぼす。**つまり いちばん売れる時間に いちばん落としています。
出られない理由は 3 つしかない
一 人が居ない
その時間に 電話を取れる人が 手を空けていない。⇒ 人の配置の話。
二 人は居るが 別の電話に出ている
同時に 2 本 鳴っている。⇒ 回線と 受け手の数の話。
三 人も居て 手も空いているが 気づいていない
鳴っている事が 分かる形になっていない。⇒ いちばん直しやすく、いちばん多い。
⚠️ 三を 一だと読み違えると、人を増やしても 減りません。
数えた後に 効く順
一 出られなかった番号へ 【折り返す】
⇒ 明日から できます。ツールも要りません
二 出られない時間帯を 1 つだけ選び、そこに 人を置く
⇒ 全部を直そうとすると 続きません
三 鳴っている事が 分かる形にする(音・画面・持ち場を決める)
一が いちばん早く 効きます。
かけてきた人は 用が在ってかけています。30 分以内に折り返せば、まだ決まっていない事が多いです。翌日だと たいてい 別の店で決まっています。
折り返しの 1 行
長い謝罪は要りません。遅いことより 来ないことの方が 損です。
「先ほどお電話いただきましたが 出られず 失礼いたしました。
ご用件を伺えますでしょうか」
⇒ これだけで 通ります。⚠️ 迷っている間に 30 分が経つ方が 損です。
数える所が 無い店は
着信の記録が 残らない電話だと、上の 3 つが 1 つも出せません。
⇒ その場合、1 週間だけ 手で数える形から 始められます。
メモ用のシートを 電話の横に置く
出られなかったら 正の字を 1 つ足す(時刻だけ書く)
⇒ 1 週間で 三(曜日 × 時刻)が 出ます
⚠️ 完璧でなくて構いません。1 度数えれば、放っておく気に ならなくなります。
注意 …数を 評価に使わない
出られなかった数を 個人の成績にすると、数が 減るのではなく 記録が 減ります。
⇒ これは 店の配置の数であって、人の数ではありません。そこを 先に 言っておくと 続きます。
見ておく 3 つ
一 出られた割合(曜日 × 時刻) …人を置く所が 決まります 二 折り返した数と、そのうち 受注になった数 …折り返しの値打ちが 出ます 三 同時に 2 本 鳴った回数 …人ではなく 回線の話かどうかが 分かります
記録が残る所に置く
上のどれも、着信が 記録に残らないと 出せません。
tasteck では CTI 連携で 着信の履歴が残り、受注と 同じ所に 並びます。**「出られなかった電話が、そのあと 受注になったか」**が 1 つの表で見られます。
⚠️ ただしツールは最後です。**先に 1 週間 手で数えてください。**その数を見てから 決めても 遅くありません。
取れた数だけを見ていると、いちばん増やせる所は 最後まで 見えません。