入れたのに 使われない ── 最初の1件が 入らない時に 起きていること
システムを入れた店の多くが、店舗・コース・キャストまでは登録して、受注の1件目で止まる。止まる所は だいたい同じ3つ。導入した側・する側の両方から見た、最初の1件までの詰まり方。
導入して 2 週間。ログインはしている。店舗もコースもキャストも 入っている。
受注が 1 件も 入っていない。
これは 珍しい形ではありません。むしろ 止まる時は だいたい ここで止まります。
なぜ そこで止まるのか
登録と 受注は、やることの性質が 違います。
店舗・コース・キャストの登録 …一度きり・落ち着いてやれる・間違えても直せる
受注の入力 …【毎晩・忙しい時間・間違えると その場で困る】
⇒ 前者は 昼にできます。後者は いちばん忙しい時に 初めてやることになります。
⚠️ そして 忙しい時には、**慣れた方(手書き・電話・頭)に 手が戻ります。**これは 誰の落ち度でもありません。
詰まる所は 3 つ
実際に止まっている店を開けると、たいてい この 3 つのどれかです。
一 入れる人が 決まっていない
「みんなで入れましょう」は 誰も入れないという意味になります。
⇒ 最初の 2 週間だけ、1 人にします。
その人が 全部入れる(他の人は 見るだけ)
⇒ 入っていない時に 誰に聞けばいいかが 決まる
⇒ ⇒ 2 週間たったら 2 人目へ広げる
二 入れる刻が 決まっていない
「受注が入ったら入れる」は、忙しい時に やることになります。⇒ 飛びます。
⇒ 1 日 1 回、決まった刻に まとめて入れる形から 始めます。
例 …翌日の 14:00 に 前夜のぶんを まとめて入れる
⇒ 【リアルタイムでなくてよい】。まず「入っている状態」を作る
⇒ ⇒ 慣れてから その場入力へ 移す
⚠️ 最初から リアルタイムを求めると、たいてい 3 日で 止まります。
三 入れても 何も返ってこない
これが いちばん多く、いちばん見落とされます。
入力する人にとって、入れた直後は 労力だけが増えて 見返りが 何もありません。 分析も 集計も 売上の推移も、数が溜まってから しか出ません。
⇒ 1 週間ぶんが 溜まった所で、その人に 1 つだけ 見せます。
例 …「先週いちばん指名が多かったのは この 3 人でした」
「金曜の 22 時台に 断りが 4 件 出ています」
入れた物が 形になって返ると、そこから 続きます。返らないと 止まります。
導入した側から見た 詰まりの見分け方
止まっているかどうかは、**ログインの数では 分かりません。**ログインはしているのです。
一 受注の 1 件目が 入った日付
二 直近 7 日の 受注の件数
三 入れている人の 人数(1 人か・複数か)
⇒ 一が 空のまま 2 週間なら、**上の 3 つのどれかで 詰まっています。**聞けば だいたい 出ます。
⚠️ この時に「使い方が分からないのでは」と 考えて 説明を足すのは、たいてい 外れます。 分からないのではなく、入れる理由が まだ 本人に 立っていないという形が 多うございます。
入れる側から見た 進み方
週 1 …1 人が 1 日 1 回 まとめて入れる(リアルタイムは 求めない)
週 2 …溜まった数を 1 つだけ 見る(【これが 続く条件】)
週 3 …2 人目に 広げる
週 4 …その場入力へ 移す
順が 逆になると 止まります。「全員で・その場で・最初から」が いちばん止まる形です。
1 件目が 特別なわけ
1 件目が入ると、2 件目からは 速くなります。入れ方を 手が覚えるからです。
逆に 1 件目が 入らないまま 1 か月たつと、入れる理由の方が 先に薄れます。 「まだ入れていない」が 続くと、入れないことが 普通になります。
⇒ ですので、1 件目だけは 誰かが 隣で 見ている方が 通ります。
導入の成否を 分ける 1 つの問い
入れた人に、入れた物が 返っているか。
返っていれば 続きます。返っていなければ、説明を足しても 止まります。
tasteck では 受注が 1 件 入った時点から 指名・時間帯・断りの数が 集まりますので、 **1 週間ぶんで 返せる物が 出ます。**まず そこまでを 目標にする形を おすすめしております。
⚠️ ツールの話は 最後です。先に 上の 3 つ(誰が・いつ・何が返るか)を 決めてください。