どこまで 任せているか 決まっていない ── だから 毎晩 電話が 鳴ります
いくらまで・どこまで その場で決めてよいかを 決めていない店は、同じ判断のたびに 誰かが電話をします。決める人は疲れ、現場は待たせ、お客様は その間ずっと待っておられます。線の引き方と 残し方。
夜、決める人の端末が 鳴ります。「これ、どうしましょう」。同じような話が 毎晩 でございます。
⚠️ 決めていないのは 中身では ございません。【どこまで その場で 決めてよいか】でございます。
この頁で 見るもの
- 線が 無いと 何が 起きるか
- 決めていない判断の 一覧(たいてい 同じでございます)
- 線の 引き方(額だけでは 足りません)
- 越えた時の 扱いと、残し方
線が 無いと 何が 起きるか
⭕ どれも 小さく、どれも 毎晩 でございます。
お客様が 待たれます
⇒ ⭕ こちらの中の話でございます。⚠️ ⭕ **お客様には こちらの決め方は 関わりません。**待たされた事だけが 残ります。
決める人が 疲れます
⭕ 夜ごと 同じ問いが 来ます。⚠️ ⭕ **判じる力は 減ります。**遅い刻ほど 雑になり、雑な決めが 次の前例になります。
現場は 訊かなくなります
⇒ ⭕ 訊くのが 面倒になると、勝手に 決めるか 何もしないかの どちらかでございます。⚠️ どちらも 記録に 残りません。
人によって 答えが 変わります
⚠️ ⭕ 同じ話でも 誰に訊いたかで 違う答えが 返ります。⭕ お客様どうしは 話をなさいます。**「あの人は してくれた」**が 次の揉め事の元でございます。
⇒ オプションの説明が 人によって違う ── 同じ物を 三通りに 説明している
決めていない判断は だいたい 同じでございます
⭕ 並べてみると、店が 違っても ほぼ 同じ物が 出ます。
一 値引き・サービス(いくらまで・誰まで)
二 返金・作り直し
三 延長・時間の融通
四 予約の変更・取り消しの扱い
五 支払いを 待つかどうか
六 出入りを お断りするかどうか
七 働く人を 早く上げるかどうか
八 買い足し(切らした物を その場で 買うか)
一 と 二 が いちばん 多うございます
⚠️ ⭕ 金額が 絡む為、誰も 自分で 決めたがりません。⭕ 線が 在れば その場で 済む話でございます。
六 は 別の扱いが 要ります
⇒ NG と 出禁の決め方 ── その場の判断で 出すと 二度 揉めます
七 は 決めていない事に 気づかれておりません
⭕ 暇な夜に 早く上げてよいかどうか。⚠️ ⭕ 決めていない店では 誰も 上げず、費えだけ 出ております。
八 は 小さく 見えて 積もります
⇒ 備品と消耗品が 切れる ── 切らしてから 買うので 高くつきます
線の 引き方(額だけでは 足りません)
⭕ 「5,000 円まで」だけでは 現場は 動けません。
一 …額
⇒ ⭕ 一件あたり いくらまで。⚠️ ⭕ **低くても 構いません。**在る事が 大事でございます。
二 …回数
⭕ 一晩に 何度まで。⚠️ 額だけだと 同じ夜に 何度も という形が 出ます。
三 …相手
⇒ ⭕ 常連の方まで・初めての方も。⭕ ここを 決めていないと、判じる人の好みで 変わります。
四 …越えた時に 誰へ
⚠️ ⭕ 「決める人へ」で 足りますが、その人が 出られない夜の 代わりも 決めます。
五 …そして 残す形
⭕ 一行でございます。⇒ 「何を・いくら・誰に・なぜ」。⚠️ これが 無いと 線が 正しいかも 分かりません。
線を 引く時の 決め方
⭕ 一度で 正しい線は 引けません。低く 引いて 動かすのが 早うございます。
低く 引いて 始めます
⇒ ⭕ 低すぎれば 訊かれる回数で 分かります。⚠️ ⭕ 高すぎる線は 分かる合図が 出ません。⇒ 低い方から 動かします。
一月ごとに 見ます
⭕ 越えた件数と 中身を 並べるだけ。⇒ 同じ物が 続いていれば 線を 上げます。
上げる時は 一段ずつ
⚠️ ⭕ 一度に 大きく 上げると、戻せません。⭕ 戻すのは 上げるより ずっと 難うございます。
そして 下げる形も 決めておきます
⇒ ⭕ 下げる事も ございます。⚠️ その時 何を 見て 下げたかを 伝えないと、罰と 受け取られます。
決める人の側の 話
⭕ 線を 引くのは 現場の為だけでは ございません。
訊かれる回数が 減ります
⇒ ⭕ 同じ問いが 消えます。⭕ 残るのは 本当に 決める要の在る問いだけでございます。
遅い刻の 決めが 減ります
⚠️ ⭕ 判じる力が いちばん 落ちる刻に 判じずに 済みます。
自分で やらずに 済みます
⭕ 「自分で 行った方が 早い」で 動くのは、線が 無い形の 別の顔でございます。
⇒ 取引先が 一人に 付いている ── その人が 辞めた日に 何が 止まるか
そして 休める夜が できます
⇒ ⭕ 鳴らない夜が 在るかどうか。⚠️ ⭕ 一晩も 無いなら、線が 無いという事でございます。
業種で 出る所が 違います
キャバクラ・ラウンジ・ホスト
⭕ 値引きと サービスと 支払いを 待つかどうかが 多うございます。⚠️ 金額が 大きい分、線が 無い時の 差も 大きうございます。
⇒ ツケを どこで止めるか ── 上限を決めていない店の共通点
メンエス・個室型
⇒ ⭕ 延長と 指名の変更が 多うございます。⚠️ ⭕ 部屋が 決まっている分、その場で 決められないと 次が 詰まります。
バー・スナック
⭕ 人が 少なく、決める人が 現場に 居る事が 多うございます。⚠️ ⭕ その分 居ない夜だけ 止まります。
送りの在る店(デリヘル・派遣型)
⇒ ⭕ 時間の融通と 取り消しの扱い。⚠️ ⭕ 運んでいる最中に 決める要が 出る為、その場で 決められないと 車が 止まります。
⇒ キャンセルの扱いが その場で 決まる ── 人によって 答えが 違う
数え方
⚠️ 数えないと、線が 合っているかも 分かりません。
訊かれた回数
⭕ 一晩に 何度 電話が 鳴ったか。⇒ 減っているかどうかだけで 足ります。
越えた件数と 中身
⇒ ⭕ 線を 越えて 訊かれた分。⚠️ ⭕ 同じ中身が 続いていれば 線が 低すぎます。
その場で 決まった件数
⭕ 線の 中で 済んだ分。⚠️ ⭕ 0 が続くなら、線が 在っても 使われておりません。
そして 後から 揉めた件数
⇒ ⭕ その場で 決めた事が 後で 覆った回数。⭕ 多ければ 線ではなく 中身の話でございます。
⇒ 日報は 5 分で 終わる形にする ── 長い日報は 3 週で 止まります
効かない形
言葉だけで 伝える
⚠️ ⭕ 「5,000 円くらいまでは いいよ」。⭕ 言った人と 聞いた人しか 知らず、その夜だけの物になります。
高い線を 一度に 引く
⛔ ⚠️ 戻せません。⭕ 低く 引いて 上げる方が、双方に 楽でございます。
決めた事を 後から 覆す
⛔ ⚠️ 一度 覆すと、次から 誰も その場で 決めません。⭕ 覆すなら 線を 直してからでございます。
訊かれない事を 良い事と 見る
⇒ ⭕ 訊かれないのは【勝手に 決めている】か【何もしていない】かでございます。⚠️ 良い形とは 限りません。
⇒ クレームの受け方 ── その場で 決めさせない仕組みが 現場を守ります
一枚に する時の 形
⭕ 長くすると 読まれません。8 行で 足ります。
値引き・サービス … 一件 ○○円まで/一晩 ○件まで
返金・作り直し … ○○円まで(それ以上は 決める人へ)
延長・時間の融通 … ○分まで
予約の変更・取り消し … 当日まで/前日まで の 扱い
支払いを 待つ … しない(決める人へ)
出入りのお断り … その場は お通しし、後で 決める人へ
働く人を 早く上げる … ○時以降 ○人まで
買い足し … ○○円まで
越えた時の 行き先を 頭に 書きます
⇒ ⭕ 誰へ・どうやって・出られない時は 誰へ。⚠️ ⭕ ここが 空だと 一枚が 使えません。
貼る所は 電話の近く
⭕ 決める要が 出るのは その場でございます。⚠️ 事務所に しまうと 出てまいりません。
⇒ 店内の連絡が 伝わらない ── 掲示しても 読まれない所に 置いている
数で 見ると どのくらいの物か
⚠️ 下の数は 形を お見せする為の 例でございます。実物で 置き換えてお使いください。
線を 引く前と 引いた後
引く前 引いた後
一晩に 鳴った回数 4.6 回 1.2 回
その場で 決まった件数 0 件 月 41 件
越えて 訊かれた件数 月 138 件 月 33 件
鳴らなかった夜 月 0 日 月 9 日
⭕ いちばん 早く 変わるのは【鳴らなかった夜】でございます。⚠️ 0 日から 数日 出るだけで、決める人の 疲れ方が 変わります。
越えた中身を 並べると 次の線が 出ます
越えた 33 件のうち
値引き・サービス 14 件(同じ額の 前後が 大半)
延長・時間の融通 9 件
返金・作り直し 6 件
その他 4 件
⇒ ⭕ 14 件が 同じ額の前後に 寄っていれば、そこが 次に 上げる線でございます。⚠️ 中身を 残していないと この判じが できません。
上げるのは 一段ずつ
⭕ 14 件が 出た額の 少し上まで。⚠️ ⭕ 一度に 倍にすると 戻せません。
費えは 掛かりません
線を 決める … 30 分
一枚に して 貼る … 10 分
一月ごとに 見る … 15 分
⚠️ ⭕ この頁で いちばん 高いのは【決めていない事】でございます。
決める人が 現場に 居る店の話
⭕ 小さい店では 決める人が 夜 現場に 居られます。
その夜は 困りません
⇒ ⭕ 訊けば すぐ 答えが 出ます。⚠️ ⭕ だから 線を 引かないまま になります。
居ない夜だけ 全部 止まります
⚠️ ⭕ 休みの夜・遅れた夜・体を壊された夜。⭕ その夜だけ 現場が 勝手に決めるか 何もしないの どちらかになります。
増やす時に 出ます
⇒ ⭕ 人を 増やす・店を 増やす・任せる。⚠️ ⭕ 線が 無いまま 増やすと、増やした分だけ 電話が 増えます。
そして 辞める時に 出ます
⭕ その人の頭に 在った線は 引き継げません。⇒ 次の人は 一から 引く事になります。
⇒ 取引先が 一人に 付いている ── その人が 辞めた日に 何が 止まるか
見分けの 3 問
一 …いくらまで その場で 決めてよいですか
⇒ 数が 出れば 決まっております。「場合による」なら 決まっておりません。
二 …昨夜 何度 電話が 鳴りましたか
⚠️ 数が 出ないなら、減っているかも 分かりません。
三 …鳴らなかった夜は 今月 何日 ございましたか
数が 出る … 線が 効いております
0 日 … 線が 無いか 使われておりません
分からない … いちばん 多い答えでございます
よくある 問い
線を 引くと 甘くなりませんか
⭕ 逆でございます。⚠️ ⭕ 線が 無い店では 判じる人の その時の気分で 決まっており、そちらの方が 振れます。⭕ 線は 上を 決めると同時に 下も 決める物でございます。
うちは 小さいので 要りません
⇒ ⭕ 小さい店ほど 決める人が 一人でございます。⚠️ ⭕ その人が 居ない夜だけ 止まる形になり、増やす時と 辞める時に そのまま 出ます。
線を 越えた時に 出られない事が ございます
⚠️ ⭕ 代わりを 決めておく所でございます。⭕ 出られない時は お客様を 待たせない方を 選び、後で 決める人へ 上げる形にいたします。⇒ 待たせるより 通す方が 安い事が 多うございます。
決めた事を 後で 直したい時は
⭕ 直して 構いません。⚠️ ⭕ ただし その場の決めを 覆すのではなく、線の方を 直します。⇒ 覆すと 次から 誰も 決めません。
何から 始めればよろしいですか
⇒ ⭕ 値引きと 返金の 2 つだけ。⭕ この 2 つで 訊かれる回数の 大半でございます。⚠️ 8 つ 全部を 一度に 決めようとすると 進みません。
今夜から できる 3 つ
⭕ 費えは 掛かりません。
一 …昨夜 何度 鳴ったかを 数えます
⇒ ⭕ 数えるだけ。⚠️ 減ったかどうかは、始めの数が 無いと 分かりません。
二 …値引きの 線を 一つ 決めます
⭕ 低くて 構いません。⇒ 在る事が この頁の 全部でございます。
三 …電話の近くに 貼ります
⇒ ⭕ 事務所ではなく、決める要が 出る所へ。⚠️ ⭕ 越えた時の 行き先も 一緒に 書いておきます。
⇒ 講習をやっても 現場で変わらない ── 教えた事と 見ている物が 違う
覚えておく 3 つ
一 決めていないのは 中身ではなく【どこまで その場で 決めてよいか】
二 低く引いて 動かす。高すぎる線は 分かる合図が 出ません
三 一度 覆すと 次から 誰も その場で 決めません
新しく 入った人へ 渡す時
⚠️ 線は 引いただけでは 使われません。渡し方で 決まります。
初日に 渡します
⇒ ⭕ 一枚 見せて 場所を 教えるだけ。⚠️ ⭕ **覚えてもらう要は ございません。**在り所が 分かれば 足ります。
「越えてよい」と 伝えます
⭕ 線を 越えて 訊く事は 良い事でございます。⚠️ ⭕ 越えて 訊いた時に 嫌な顔をされると、次から 訊かずに 何もしない方へ 進みます。
使った時に 一言 返します
⇒ ⭕ 「その判じで 合っております」。⭕ 一度 返すだけで、次から その場で 決められるようになります。
そして 一月 経ったら 訊きます
⚠️ ⭕ 「使いにくい所は ございましたか」。⭕ 現場からしか 出ない話が ございます。⇒ 線を 直す いちばん 良い元でございます。
⇒ 講習をやっても 現場で変わらない ── 教えた事と 見ている物が 違う
記録は どこに 在るべきか
線そのもの・その場で 決まった件数・越えて 訊かれた件数と 中身 ── この 3 つが 他の運びの記録と 同じ所 に 在るかどうかでございます。在れば、線が 低すぎるのか 使われていないのかが 分かれ、一月ごとに 一段ずつ 動かせます。無ければ、毎晩 同じ問いが 決める人へ 上がり、遅い刻の 疲れた判じが 次の前例になり、お客様は その間 ずっと 待っておられます。
⇒ クレームの受け方 ── その場で 決めさせない仕組みが 現場を守ります