精算の締めが 毎晩 30 分 延びる ── 延びている所は だいたい 決まっている
締めが遅いのは 現場が遅いからではなく、たいてい 昼のうちに決められた事が決まっていないから。延びる 4 か所と、明日から詰められる順。
「今日は 早く終わりそう」と言った日ほど、結局 いつもの刻に なります。
締めが 毎晩 30 分 延びるのは、現場が 遅いからではありません。
延びる所は 4 つ
数えると、たいてい この 4 つに 寄ります。
一 合わない …現金・カード・伝票が 突き合わない
二 待つ …最後の客/最後の 1 人の作業/確認する人
三 探す …どの伝票が 誰のか・何の割引か が 分からない
四 直す …打ち間違いを その場で 直している
⇒ 一 と 四 は 昼のうちに 減らせます。二 と 三 は 段取りの話です。
一 合わない …探すのは 差ではなく 向き
合わない時、額を探しに行くと 時間が溶けます。
先に見る …多いのか 少ないのか(向き)
少ない側に 偏る …打っていないサービス・釣りの渡し違い
多い側に 偏る …打ったが 受け取っていない・二重打ち
⇒ 向きが決まると 探す所が 半分になります。
⚠️ そして 毎晩 1,000 円 以内の差なら 探さないと決めておく方が、通しでは 早いです。 額の線を 先に 決めておきます(差の記録は 残します)。
二 待つ …いちばん大きく いちばん語られない
締めの人が 他の人の終わりを 待っている時間です。
最後の客が 帰るまで 何もできない
⇒ 帰る前にできる分(釣り銭・在庫・清掃の一部)を 先に 済ませておく
1 人の確認待ちで 3 人が 手を止める
⇒ 確認を 分けるか、確認する人を 増やす
⚠️ **待ちは 中から見ると 仕事をしている感じが しません。**だから 誰も 数えません。
三 探す …その場で書けば 探さない
「この伝票は 誰の指名だったか」「この割引は 何だったか」を 締めの時に 思い出すのは、いちばん高くつきます。
その場で 1 行(誰・何の割引・理由)
⇒ 締めで 探す時間が 消える
⇒ 書く手間は 締めで 3 倍 返ってきます。
なぜ 3 倍かと 申しますと、その場で 書けば 5 秒で 済む物が、 締めで 思い出すには 本人を 探す・訊く・待つ の 3 つが 要るからでございます。 ⇒ 本人が もう 帰っておられれば、翌日へ 持ち越しに なります。 ⇒ ⇒ 持ち越した分は、翌日の 締めに 積み上がります。
書く所は【伝票の 隣】でございます。別の帳面や 別の画面に すると 書かれません。 ⇒ 締めで 見る物と 同じ所に 書ける形に なっているかを 見ます。 書いた物を 締めで 開かないなら、それは 書く要の 無い物でございます。
⚠️ 「誰・何の割引・理由」の 3 つのうち、理由が いちばん 抜けます。 誰と 何は 選ぶ形に できますが、理由は 打つ形でございますので 面倒でございます。 ⇒ よく出る理由を 3 つ 選ぶ形にして、残りだけ 打つ形にする。 ⇒ ⇒ 理由が 揃うと、その割引を 続けるかどうかが 数で 判じられます。
四 直す …打ち間違いは 減らせる
締めで直している物の多くは、入力の形が 悪いだけです。
よく直る所 …人数/コース/指名の種類/延長の刻
⇒ この 4 つは 選ぶ形にすると 打ち間違いが 減る
⚠️ 自由に打てる欄が 多いほど、締めが 長くなります。
選ぶ形にする時、選べる物を 増やしすぎない事でございます。 コースが 30 通り 並ぶと、探す時間が 打つ時間を 超えます。 ⇒ 実際に 出ている物だけ 並べる。月に 1 回も 出ていない物は 畳んで 奥へ。 ⇒ ⇒ 並びは【よく出る順】でございます。五十音順は 現場では 遅うございます。
「延長の刻」が いちばん 直ります。 延長は その場で 決まりますので、後から 思い出すのが 難しうございます。 ⇒ 15 分 きざみの 選ぶ形にすると、打ち間違いも 思い出す手間も 一度に 消えます。
⚠️ ただし 自由に打てる欄を 全部 消さないでください。 現場には 必ず「どれにも 当てはまらない」が 出ます。 逃げ道が 無いと、いちばん 近い物を 選ばれてしまい、 後から 見ると 正しく 見える誤りが 溜まります。 ⇒ 選ぶ形+「その他(1 行)」が、いちばん 締めが 短うございます。
見ておく 3 つ
一 締めにかかった分(毎晩・始めと終わりの 2 つだけ) 二 合わなかった額と 向き(日ごと) …向きが 片側に 偏っていたら 仕組みの側 三 いちばん長かった日の 訳(1 行) …4 つのどれか
一を 分で 書く要は ございません。始めた刻と 終えた刻を 打つだけで 十分でございます。 ⇒ 引き算は 後から できます。その場で 計算させると、そこで 止まります。
二の「向き」が いちばん 効きます。 合わない額が 日によって 多かったり 少なかったりするなら 数え間違いでございますが、 いつも 足りない・いつも 余るなら、それは 人ではなく 仕組みでございます。 ⇒ いつも 足りない …受け取っていない物を 受け取った事に している いつも 余る …出した物を 記録していない ⇒ ⇒ どちらも 締めでは 直りません。入れる所を 直す話でございます。
三は 1 行で 十分でございます。長く 書かせると 書かれません。 「レジが 合わなかった」「伝票が 3 つ 抜けていた」「新人が 入った」── それだけで、翌月 見返した時に 同じ訳が 3 回 出ているかが 分かります。 ⇒ 3 回 出た訳だけ 直せば、たいてい 半分は 縮みます。
毎晩と 月末の 分担
| 何の話か | どちらの頁か |
|---|---|
| 毎晩 30 分 延びる(合わない・待つ・探す・直す) | この頁 |
| 月末に 2 週間かかる(集める所が 散っている) | 月末の締めに 2 週間かかる |
| 会計の最後で 揉める(宛名・分割・再発行) | 領収書で 揉める |
| その場で 払われなかった分 | ツケを どこで 止めるか |
⚠️ 月末の 2 週間は、毎晩の 30 分が 30 日分 溜まった姿でございます。 ⇒ ⇒ 順は 毎晩が 先でございます。
二(待つ)を もう少し
いちばん 大きく、いちばん 語られない所でございます。
何を 待っているか …人・数字・判断
| 待つ物 | 実際に 待っている物 |
|---|---|
| 人 | 最後の卓が 上がるのを |
| 数字 | 送りの分・ツケの分・例外の分 |
| 判断 | 「これは どう つけますか」の 答え |
⚠️ 三つ目が いちばん 長うございます。 ⇒ 判断を 待つ間、締める人は 何も できません。
判断を 待たない形
その場で 決めてよい線を 引いておく
⇒ ⚠️ 線が 無いと、毎晩 訊く事になります。 ⇒ ⇒ 訊く相手が 忙しければ、そのまま 30 分でございます。
待ちを 数える
締め始めてから 実際に 手が動くまでの 刻
⇒ ⚠️ 待ちと 作業を 分けて 測ってください。 ⇒ ⇒ 混ぜると「締めに 30 分」で 終わり、どちらを 直すか 分かりません。
一(合わない)の 探し方
「差ではなく 向き」と 申しました。具体でございます。
悪い探し方 …差額から 逆算する(何が 幾らか 分からない)
良い探し方 …多いのか 少ないのかで 半分に 絞る
向きで 絞る
多い …受け取った物が 記録より 多い(記録漏れ・二重の受け)
少ない …記録より 少ない(釣り銭・値引き・立替)
⇒ ⚠️ 向きが 分かれば、見る所が 半分になります。
それでも 出ない時
一 例外(値引き・立替・交換)を 先に 見る
二 それから 1 件ずつ
⇒ ⚠️ いきなり 全件を 見ないでください。終わりません。
三(探す)を 消す
その場で 書けば 探さない
⚠️ 後から 思い出して 足す形が、探す刻を 作っております。
その場で 書けない時
1 行だけ 残す(何が 在ったか)
⇒ ⚠️ 完全に 諦めさせないでください。 ⇒ ⇒ 1 行 在れば、後で 訊く相手が 分かります。
例外に 名前を 付ける
値引き / 立替 / 未収 / 交換 / サービス
⇒ その場で 選べる形なら、書く刻は 数秒でございます ⇒ 月末の締めに 2 週間かかる
四(直す)の 減らし方
打ち間違いは 減らせます
減る 3 つ
一 選ぶ形にする(打たない)
二 その場で 入れる(記憶から 打たない)
三 二人で 確かめる所を 1 か所だけ 決める
⇒ ⚠️ 三 を 全部に かけないでください。 ⇒ ⇒ 全部に かけると 締めが さらに 延びます。現金の所だけで 十分でございます。
延びた 30 分は 誰が 払っているか
⭕ 「30 分くらい」で 済ませていると、いくらか 出てまいりません。
人数を 掛けると 見えます
3 人 × 30 分 × 週 5 夜 …週 7.5 時間
一年で 約 390 時間
⚠️ ⭕ 一人分の 働きに 近い量でございます。⛔ それが どこにも 現れません。
記録に 出ない形で 払われております
⇒ ⭕ 締めの 30 分は、たいてい 出勤の記録の外でございます。 ⚠️ ⭕ 記録の外で 払われる物は、減らす手が 打たれません。 ⇒ ⇒ まず 記録の中へ 入れる事が、減らす前の 一歩でございます。
帰りの刻が 読めない事の方が 効きます
⭕ 30 分そのものより、【】 が ⚠️ ⭕ 続けられるかどうかに 効きます。 ⇒ 「今日は 何時になるか 分からない」が 続くと、先の予定が 立ちません。
何分 延びているか 先に 数える
締め始めた刻 / 終わった刻
⚠️ 数えていない店が ほとんどでございます。 ⇒ ⇒ 「最近 遅い」で 終わり、どこが 遅いか 分かりません。
1 週間 だけで 出ます
その夜の 締めの 始まりと 終わりを 2 つ 書く
⇒ ⚠️ 併せて 待ちの刻も 1 つ。⇒ ⇒ 3 つで 十分でございます。
出た後に 見る所
いちばん長い夜 と いちばん短い夜の 差
⇒ ⚠️ 差が 大きいなら、その夜だけ 何かが 在ります。 ⇒ ⇒ 平均を 見ても 出てまいりません。
二人で 締めれば 早いか
⭕ **たいてい 逆でございます。**手を増やすと 遅くなる形が ございます。
数える所は 一人の方が 早うございます
⇒ ⚠️ ⭕ 二人で数えると、合わない時に【どちらが 数え違えたか】が 分かりません。 ⇒ ⇒ 結局 二人で 数え直す事になり、倍 掛かります。 ⭕ 数えるのは 一人。確かめるのが もう一人、という 分け方でございます。
分けてよいのは 待つ所
⭕ **【待つ】は 手が 空いております。**ここだけは 分けると 効きます。
一人 …数える
もう一人 …まだ 上がっていない分を 集めに行く
⇒ ⭕ 同じ物を 二人でやらず、別の物を 同時にやる形でございます。
教える為なら 別でございます
⚠️ ⭕ 新しい方に 締めを 教える夜は、遅くなって 当たり前でございます。 ⛔ その夜の 数字で 締めの速さを 判じないでくださいませ。
合わない額の 大きさで 手を 変える
⭕ 同じ「合わない」でも、額で やる事が 別でございます。
数百円 …打ち間違いか 釣り銭。翌日 まとめて 見る
数千円 …1 件 抜けている見込み。その夜のうちに 探す
一万円を 超える …止めて 記録する。【】
⚠️ ⭕ **三つ目が いちばん 誤られます。**大きいほど 焦って 探し始めますが、 ⇒ ⇒ 疲れている刻に 大きい差を 探すと、【探した事】自体が 記録に 残りません。 ⭕ 止めて 記録し、翌日 明るい所で 見る方が 早く 見つかります。
額の線を 先に 決めておく
⇒ ⭕ その夜に 決めると、決めた人の 疲れ具合で 線が 動きます。 ⚠️ ⭕ 決めていない店では、同じ 5,000 円が 夜によって 扱いが 変わります。
詰める順
一 待つ(線を 引く)…いちばん 大きい
二 探す(その場で 書く)
三 直す(選ぶ形にする)
四 合わない(向きで 絞る)
⚠️ 四 から 始める店が 多うございます。 ⇒ 合わない夜は 目立ちますが、毎晩ではございません。 ⇒ ⇒ 毎晩 効いているのは 一 と 二 でございます。
前の晩から 効く物が ございます
⭕ 締めは 締めの刻に 始まるのではなく、【】 決まっております。
その場で 書けば 締めで 探しません
⇒ ⭕ 卓が終わった時に 1 行 入れておけば、締めで 探す物が ございません。 ⚠️ ⭕ 後でまとめて、は 締めを 延ばす代わりに 夜を 楽にしているだけでございます。 ⇒ ⇒ 総量は 変わらず、【】 形でございます。
釣り銭を 先に 揃えておく
⭕ 開ける前に 揃えておけば、締めで 数え直す量が 減ります。 ⚠️ 開ける前の 5 分と 締めの 5 分は、同じ 5 分では ございません。
決めていない事を その夜に 決めない
⇒ ⛔ ⚠️ 締めの刻に「これは どう扱うか」が 出ると、そこで 止まります。 ⭕ 出た事は その場で 決めず、【】 を 用意しておきます。 ⇒ 決め事を 締めの刻に 持ち込まないだけで、10 分は 変わります。
締める人を 決める
決めていない …その夜 手の空いた人 ⇒ やり方が 毎晩 変わります
決めている …同じ手順で 進みます
⚠️ やり方が 変わると、合わない夜の 原因も 変わります。 ⇒ ⇒ 直しても 効いたか どうかが 読めません。
交代の時に 渡す物
どこまで 済んだか / 待っている物は 何か
⇒ ⚠️ 二つ目が 落ちます。 ⇒ ⇒ 待っている物が 分からないと、次の方は 一から 訊き直します。
締めが 終わらないと 帰れません
締めが 30 分 延びる ⇒ その方の 帰りが 30 分 遅れる
⚠️ 毎晩 効きます。 ⇒ ⇒ そして 締める方は だいたい 同じ方でございます ⇒ 休憩が 取れていない
辞める前に 出ます
締めの 担当が 続けて 同じ方 ⇒ その方の 出勤が 減る
一か月で 何が 変わるか
⭕ 数より先に、夜の 終わり方が 変わります。
帰る刻が 読めるようになります
⇒ ⭕ 30 分 早くなる事より、【何時に 終わるか 分かる】方が 効きます。 ⚠️ ⭕ 読めない終わりは、先の予定を 立てさせません。 ⇒ ⇒ 続けられるかどうかに 効くのは そちらでございます。
合わない夜が 減るのではなく、扱いが 揃います
⭕ 合わない事自体は 無くなりません。 ⚠️ ⭕ **無くなるのは【その夜ごとに 扱いが 変わる事】**でございます。 額の線を 決めておけば、誰が 締めても 同じ手になります。
締める人が 一人でなくなります
⇒ ⭕ 手順が 書いてあれば、二人目が 締められます。 ⚠️ ⭕ 一人しか締められない店では、その方が 休めません。 ⇒ ⇒ 締めの速さより、こちらの方が 大きうございます。
そして 月末が 軽くなります
⭕ 毎晩の締めで 揃っていれば、月末に 集める物が 減ります。 ⇒ 月末の締めに 2 週間かかる ── 計算ではなく 集めるのに 手間取っている
3 つだけ お持ちくださいませ
一 いちばん大きいのは【待つ】で、しかも いちばん 語られません
二 延びた 30 分は 記録の外で 払われており、外に在る物は 減らせません
三 締めは 締めの刻ではなく その夜の始めから 決まっております
揃える 順(1 か月)
第一週 …締めの 始まりと 終わり、待ちの刻を 数える
第二週 …その場で 決めてよい線を 引く(待ちを 減らす)
第三週 …例外に 名前を 付けて 選べる形にする
第四週 …もう一度 数えて 比べる
⚠️ 第四週を 飛ばさないでください。 ⇒ 縮んだかどうかが 分からないと、次に 何を するか 決められません。
よくある問い
Q. 締めが 遅いのは 現場が 遅いからでしょうか。 ⇒ たいてい 違います。⚠️ 昼のうちに 決められた事が 決まっていないためでございます。
Q. どこから 数えれば よろしいでしょうか。 ⇒ 締め始めた刻・終わった刻・待った刻の 3 つでございます。
Q. 合わない夜が 続きます。 ⇒ 向きで 絞ってください。⚠️ 差額から 逆算しないでください。
Q. 二人で 確かめると 遅くなりませんか。 ⇒ なります。⚠️ ですので 現金の所だけでございます。
Q. どこから 手を付ければ よろしいでしょうか。 ⇒ その場で 決めてよい線でございます。待ちが いちばん 大きうございます。
記録が残る所に置く
上のどれも、伝票・指名・割引・時間が 同じ所に 残っていないと 出せません。
伝票が 手元、指名が 記憶、割引が やりとりだけだと、三(探す)が 毎晩 起きます。
tasteck では 受注・指名・割引・時刻が 同じ受注の記録に残るので、**締めで 探す所が 減ります。**精算の画面から そのまま 突き合わせられます。
⚠️ ただしツールは最後です。**先に 1 週間 始めと終わりの刻を 書いてください。**どこが延びているかは、それで 出ます。
締めが遅いのは 夜の話に見えて、たいてい 昼に決めていない事の 積み残しです。