同じ枠に 二人 入った夜 ── 誰も 嘘を ついていないのに 重なる 4 つの筋
20 時のキャストに 予約が 二件。どちらも 正しく 受けています。重なるのは 人の不注意ではなく、受ける経路が 分かれていて 一つの枠を 見ていないからです。起きる筋と、起きた後の 30 分の手順。
20 時のキャストに 予約が 二件 入っている。片方は 電話で 受けた物、片方は LINE で 受けた物。受けた人は 別々で、どちらも その時点では 空いていました。
⚠️ **誰も 嘘を ついておりません。不注意でも ございません。**受ける経路が 分かれていて、その二つが 同じ枠を 見ていないだけでございます。
この頁で 見るもの
- 重なる 4 つの筋(人の話では ございません)
- 気づく所が 遅いほど 費えが 増える理由
- 起きてしまった夜の 最初の 30 分
- 二度と 起きない形に する 5 つ
なぜ「気をつける」で 直らないのか
二人とも 正しく 受けている
⇒ ⭕ **電話の人は 手元の予約表を 見て「空いている」と 答えた。LINE の人は 画面を 見て「空いている」と 答えた。**どちらも その時 見た物の 中では 正しうございます。
見ている物が 違う
⚠️ ⭕ **同じ枠を 二人が 別の物で 見ている時、必ず ずれます。**ずれる確からしさは 受ける経路の数だけ 上がります。
⇒ 予約は どの経路で 受けるか ── 増やすほど 記録が 割れます
書くまでの間が 空いている
⭕ **受けてから 書くまでに 数分 空くと、その数分は 誰にも 見えません。**忙しい時ほど 長く空き、忙しい時ほど 予約が 来ます。
だから 人を 叱っても 変わらない
⇒ ⭕ **叱ると 慎重になり、受けるのが 遅くなります。**遅くなった分だけ 書くまでの間が 伸び、重なりは 減りません。
重なる 4 つの筋
一 …受ける経路が 分かれている
⭕ **電話・LINE・店頭・サイト。**それぞれが 別の所へ 書かれ、突き合わせるのが 誰かの 手仕事になっている形でございます。いちばん多い筋でございます。
⇒ LINE で来た予約が 記録に残らない ── 個人の端末で 話が終わっている
二 …仮の押さえが 消えていない
⚠️ ⭕ **「たぶん 来る」で 押さえた枠が そのまま 残っている。**押さえた人しか それが 仮だと 知らず、他の人には 埋まって見えるか、逆に 空いて見えます。
三 …変更が 片側にしか 届いていない
⇒ ⭕ **19 時を 20 時へ 動かした時、動かした側は 動かしたつもり。**受けた記録と 現場の記録の どちらか 片方だけが 動いた形でございます。
⇒ 予約の変更が 現場まで 届かない ── 受けた人と 動く人が 違う
四 …前の予約が 延びている
⭕ **重なりは 受けた時ではなく 当日 生まれる事も ございます。**19 時の 60 分が 75 分になれば、20 時の枠は その時点で 重なっております。
業種で 重なり方が 違います
同じ「重なり」でも、どこで 起きるかが 業種で はっきり 分かれます。
メンエス・個室型
⭕ **重なるのは ほぼ【部屋】でございます。**セラピストの枠は 空いていても 部屋が 埋まっている形が いちばん多く、部屋を 枠として 数えていない店で 起きます。
⚠️ ⭕ **延びも 部屋で 効きます。**90 分の後の 掃除と 換気の分を 枠に 入れていない形が 定番でございます。
キャバクラ・ラウンジ
⇒ ⭕ **重なるのは【卓】と【本指名】の 二つでございます。**卓は 見えますが、本指名の重なりは 当日まで 見えません。
⚠️ ⭕ 同伴と アフターが 枠の 外に 在ると、その分が 誰の目にも 入りません。前後に くっついた時間は 枠の中へ 入れておきます。
デリヘル・派遣型
⭕ **重なるのは【移動の時間】でございます。**キャストの枠は 空いていても、その時間に そこへ 行けない形。地図の上では 重なっております。
ホストクラブ
⇒ ⭕ **卓より【誰が 付くか】が 先に 重なります。**同じ刻に 二卓から 呼ばれる形で、これは 予約の重なりというより 割り振りの重なりでございます。
いつ 気づくかで 費えが 変わる
同じ重なりでも、気づく所によって 払う物が まるで 違います。
受けた その場(いちばん軽い)
⭕ **「あ、その時間は 埋まっております」で 終わります。**別の時間か 別のキャストを その場で 出せます。⇒ 費え ほぼ 0。
当日の 朝
⇒ ⭕ **どちらかへ 電話して ずらす。**手間は かかりますが、お客様は まだ 動いておりません。
開ける前
⚠️ ⭕ **お客様は もう 出かける支度を しております。**ここから先は 断りではなく お詫びになります。
来られた後(いちばん重い)
⛔ ⚠️ **二人 目の前に 居て 一人しか 通せない。**この夜の 費えは その卓の売上では ございません。次から 来ない事 でございます。
起きてしまった夜の 最初の 30 分
⚠️ **順が 大事でございます。**先に お詫びを 考えると 事が 進みません。
一 …どちらが 先か だけ 決める(3 分)
⭕ 受けた刻で 決めます。「常連だから」で 決めると、決めた人が 後で 責められます。刻は 争えません。
二 …出せる代わりを 数える(5 分)
⇒ ⭕ **同じ時間の 別のキャスト/同じキャストの 別の時間。**先に 出せる物を 数えてから 電話いたします。出せる物 0 で 掛けると 謝るだけで 終わります。
三 …後の方へ 掛ける(10 分)
⭕ 「重なりました」と 言わない。「その時間、ご案内が 難しくなりました」で 足ります。中の事情は お客様の物では ございません。
四 …何を 足すか その場で 決める(5 分)
⚠️ ⭕ **決める人を 一人 決めておきます。**その場で 誰かに 伺う形だと、待たせた分だけ 悪くなります。
五 …何時何分に 何が 起きたかを 書く(5 分)
⇒ ⭕ これを 書かないと 明日 同じ事が 起きます。「誰が 悪いか」ではなく 「どの経路と どの経路が 重なったか」 を 書きます。
⇒ 苦情は 現場で 消えている ── 上へ 届く前に 終わっている 4 つの筋
二度と 起きない形に する 5 つ
人を 変えずに 形を 変える物だけを 並べます。
一 …枠を 見る所を 一つに する
⭕ **これが 全部でございます。**経路は いくつ 在っても 構いません。書く先が 一つなら 重なりません。
⇒ 顧客名簿は いま どこに 在るか ── 3 箇所に 割れているのが 普通です
二 …仮の押さえに 消える刻を 付ける
⚠️ ⭕ **「30 分で 自動で 外れる」形にいたします。**人が 覚えている形は 忙しい夜に 必ず 抜けます。
三 …前の予約の 延びを 枠に 入れる
⇒ ⭕ 60 分の予約に 60 分の枠を 当てると 毎回 重なります。****戻りと 支度の分を 初めから 入れておきます。
四 …変更は 元の物を 動かす
⭕ **新しく足して 古いのを 消す形は、消し忘れが そのまま 重なりになります。**動かすなら 動かすだけ。
五 …重なった数を 月に一度 見る
⇒ ⭕ **「今月 何件 重なったか」。**0 件と 出るなら 数えていないだけの見込みが 高うございます。数え始めた月が いちばん多く 出ます。
数え方(3 つだけ)
⚠️ 数えないと 減ったかどうかも 分かりません。
重なった件数
⭕ **月に 何件 起きたか。**気づいた所(受けた場/当日/来店後)も 一緒に 書きます。
気づいた所の 割合
⇒ ⭕ **受けた場で 気づけた割合が 上がっているかどうか。**これが 効いているかどうかの 芯でございます。
断った件数
⚠️ ⭕ **重なりで 断ったお客様が 次に 来ているか。**ここまで 見て はじめて 費えが 分かります。
⇒ 出勤率は 何を 数えているか ── 同じ 8 割でも 中身が 三通り
数で 見た時に どのくらいの物か
⚠️ **下の数は 形を お見せする為の 例でございます。**お店の実数で 置き換えてお使いください。
月に 3 件でも 小さくは ございません
月の予約 400 件
重なった件数 3 件(0.75%)
うち 受けた場で気づけた 1 件 …費え ほぼ 0
うち 当日の朝 1 件 …ずらして 収まった
うち 来られた後 1 件 …お帰りいただいた
⭕ **0.75% と 書くと 小さく 見えます。**見るべきは 割合ではなく 来られた後の 1 件 の方でございます。
その 1 件が いくらか
その夜 通せなかった分 …1 卓ぶん
次から 来なくなった見込み …その方の 年の来店 × 単価
連れて 来られたはずの方 …数えられませんが 0 では ございません
⇒ ⭕ **「1 卓 逃した」で 数を 合わせると 小さく 出ます。**重なりの費えは その夜ではなく 来年の名簿 に 出てまいります。
数え始めた月が いちばん多い
⚠️ ⭕ **先月 0 件・今月 5 件と 出たら、増えたのではなく 見え始めただけの見込みが 高うございます。**ここで「悪くなった」と 判じると、数えるのを やめる方へ 進みます。
⇒ フリー率は 高いと まずいのか ── 三つの数え方と、下げてはいけない場合
一年 並べると 何が 見えるか
⚠️ **月に 何件 という数だけでは 手が 打てません。**並べて はじめて どこを 直すかが 出ます。
曜日で 並べる
⭕ **金曜と 土曜に 寄るのが 普通でございます。**寄っているなら 直す所は 人ではなく その二日の 受け方 でございます。
⇒ ⭕ 平日に 出ているなら 別の訳でございます。仮の押さえが 残っている形が 多うございます。
時間で 並べる
⚠️ ⭕ **開けた直後の 一時間に 寄る店が ございます。**まだ 全部 書き終わっていない時間だからでございます。
⭕ **閉める前に 寄る店も ございます。**こちらは 明日の予約を 受けながら 今日を 閉めている形でございます。
月で 並べる
⇒ ⭕ **年末と 大型の連休の前に 寄ります。**受ける数が 増えるのだから 当たり前でございますが、割合で 見ても 上がっているなら 受け方が 追いついておりません。
受けた経路で 並べる
⭕ **どの経路で 受けた分が 重なりやすいか。**これが いちばん 手の打ちやすい並べ方でございます。ひとつの経路に 寄っているなら、その経路の 書く先だけ 直せば 済みます。
誰が 受けた分か では 並べない
⛔ ⚠️ **人で 並べると 犯人探しになり、次から 報告が 上がらなくなります。**上がらなくなった時点で 数は 0 に 近づき、直った様に 見えます。いちばん まずい形でございます。
押さえの 決めを 一つに まとめる
重なりの半分は 「仮」の 扱いから 生まれます。ここだけ 決めておくと 目に見えて 減ります。
誰が 押さえてよいか
⭕ **全員でよろしうございます。**押さえられない人が 居ると、その人は 別の所へ 書きます。それが 二つ目の経路になります。
どのくらい 押さえてよいか
⚠️ ⭕ 刻を 決めます。「30 分」「その日の 18 時まで」。人の記憶に 預けないのが 芯でございます。
誰が 外すか
⇒ ⭕ 人ではなく 刻が 外す形にいたします。「気づいた人が 外す」は 忙しい夜に 効きません。
外れた事を 誰が 知るか
⭕ **押さえた人へ 戻る形が 望ましうございます。**黙って 消えると、押さえた人だけが 埋まっていると 思ったままになります。
本にする時 何を 足すか
⇒ ⭕ **お名前と 連絡の付く先。**ここが 空のまま 本になった予約は、重なった時に どちらへ 掛ければよいか 分からない 形になります。
⇒ 予約の変更が 現場まで 届かない ── 受けた人と 動く人が 違う
よく 選ばれる 直し方で 効かない物
「受けたら すぐ 書く」と 決める
⚠️ ⭕ **忙しい夜に 効きません。**すぐ 書けない時ほど 重なります。決めで 直すのではなく、書く先を 一つに する 方でございます。
受ける人を 一人に する
⇒ ⭕ **重なりは 減りますが、その人が 居ない時間の 予約が 全部 落ちます。**取りこぼしの方が 大きく出る形が ほとんどでございます。
二重に 確認の電話を 入れる
⭕ **手間が 倍になり、重なりは 残ります。**確認は 重なった後に 気づく物であって、重ならない為の 物では ございません。
予約表を 大きくする
⇒ ⭕ **見やすくはなりますが、経路が 分かれている限り 同じでございます。**見えていなかったのではなく、別の物を 見ていた のが 訳でございます。
掛ける時に 言う事・言わない事
⚠️ 中の事情を 説明すると 話が 長くなり、悪い印象だけが 残ります。
言う事
その時間の ご案内が 難しくなった事
代わりに 出せる物(時間 か 人)
こちらの 落ち度である事
言わない事
⛔ 重なりました …中の話でございます
⛔ 誰々が 間違えました …もっと 中の話でございます
⛔ もう一名 いらっしゃって …他のお客様の事は 出しません
順は 断りより 先に 代わりを
⇒ ⭕ **「できません」が 先に 立つと、その後の 代わりは 耳に 入りません。**代わりを 先に 出して、その後で 事情を 一言。
決めるのを その場で 終わらせる
⚠️ ⭕ **「確認して 折り返します」は もう一度 掛ける事になり、二度 待たせます。**足す物の 幅を 決めておけば その場で 終わります。
見分けの 3 問
一 …いま 20 時が 空いているかを 誰が 答えられますか
⇒ 二人に 別々に 聞いて 同じ答えなら 一つの枠を 見ております。違えば 割れております。
二 …仮の押さえは いつ 消えますか
⚠️ **「気づいた人が 消す」なら 消えません。**刻で 消える形かどうかでございます。
三 …先月 何件 重なりましたか
数が 出る … 見ております
0 件と出る … 数えていない見込み
分からない … これが いちばん 多い答えでございます
覚えておく 3 つ
一 重なるのは 人の不注意ではなく 見ている物が 分かれているから
二 気づく所が 遅いほど 費えは 増える。来店後が いちばん重い
三 その場で 決める人を 一人 決めておく。伺う形だと 待たせた分 悪くなる
記録は どこに 在るべきか
いつ 誰が どの経路で 受けたか、仮か 本か、いつ 消えるか、変更を 誰が いつ 動かしたか ── これが 一つの所 に 在るかどうかだけでございます。一つに 在れば、20 時が 空いているかは 誰に 聞いても 同じ答えになり、重なりは その場で 止まります。割れていれば、受ける経路を 増やすたびに 重なりも 増え、それは 夜が 忙しい店ほど 早く 効いてまいります。
⇒ シフトを 誰が どう決めるか ── 不満が出る所は だいたい 同じ 3 つ