求人原稿で 応募が 減るのは、条件を 隠した時です
「高収入」「稼げます」だけの原稿には、比べられる材料がありません。応募が来ない原稿と、来る原稿の差は、書いてある条件の数です。何を書くか・何を書けないか、面接で言うこととの一致、媒体ごとの使い分けまで整理しました。
「高収入! 未経験歓迎! 日払いOK!」
この 3 つは、どこの原稿にも書いてあります。
書いてあることが同じなら、**比べる材料がありません。**比べられない原稿は、選ばれません。
⚠️ この記事は 書き方を扱います。何を書くと法や媒体の規約に触れるかは、媒体の決まりと顧問の先生にご確認いただく所です。ここでは触れません。
要点
- 応募が減るのは 盛りすぎた時ではなく、条件を書かなかった時
- 書くほど応募は絞られ、面接に来た人の質が変わる
- 面接で言うことと 1 字も違わないようにする
- 数を書く。「高収入」より「1 日 ○円」
- 応募数ではなく、面接に来た数で測る
1 行で言うと
| 書き方 | 応募の数 | 面接に来る率 | 続く率 |
|---|---|---|---|
| 条件を 書かない | 多い | 低い | 低い |
| 条件を 書く | 少ない | 高い | 高い |
**応募数だけを見ると、書かない方が良く見えます。**そこが落とし穴です。
なぜ 書かないと 応募が「増える」のか
条件が 無い …とりあえず 聞いてみる人が 応募する
条件が 在る …合わない人は 応募しない
⚠️ **とりあえず応募した人は、面接に来ません。**そして来ても、条件を聞いて帰ります。
⇒ **その面接の時間は、店の時間です。**応募数が多い月ほど、受付の時間が消えていることがあります。
一 書く条件 ── 数で 書く
🔴 高収入 → ⭕ 1 日 平均 ○円(先月の 実績)
🔴 自由出勤 → ⭕ 週 1 日 から。前日までの ご連絡で 可
🔴 送迎あり → ⭕ ○km まで 送迎あり(それ以上は ○円)
🔴 日払いOK → ⭕ 日払い 可(手数料 ○円)
🔴 未経験歓迎 → ⭕ 未経験の方 …先月 ○名 / 在籍 ○名
⚠️ **右側は全部、実際の数です。**書けない店は、その数を持っていません。
数を 持っていない時
一 先月の 実績を 数える
二 数えられない物は 書かない
書けないことより、実際と違うことを書く方が危うい所です。⇒ 面接で崩れます。
二 面接で言うことと 揃える
原稿 …「バック 60%」
面接 …「基本が 60% で、指名料は 折半、送迎は 1 回 500 円引きます」
⚠️ この差が、いちばん多い辞め方の原因です。
⇒ **原稿にも 4 層を書きます。**率は 1 つの数ではない話は バック率は 1 つの数ではない にまとめました。
⭕ 原稿に 書く形
基本 ○% / 指名料 ○% / オプション ○%
引かれる物 …送迎 ○円 / 講習 初回 ○円
**ここまで書いてある原稿は、ほとんど見ません。**書くと、他店と比べられて選ばれます。同じ条件なら、書いてある方が信じられます。
講習費の伝え方は 講習費を 引く時、揉めるのは 額ではなく 順番です に書きました。原稿に書いてあれば、入店の日の話が短くなります。
三 書けない物は 「書かない」と 書く
⭕ 「写真の 掲載は 応相談です」
🔴 何も 書かない(応募した後に 分かる)
⚠️ 後から分かる条件が 1 つでも在ると、他の条件も疑われます。
写真・動画の扱いそのものは 動画を 載せる前に 決める 5 つ に書きました。
四 媒体ごとに 変える所・変えない所
変えてよい …見出し・写真・並び順
⛔ 変えない …条件の 数
⚠️ 媒体ごとに条件の数が違うと、見比べられた時に終わります。
⇒ 条件の部分は 1 つの原本を持ち、全媒体へ同じ物を貼ります。
原本を 持つ
一 条件の 原本(1 つ)
二 いつ 直したか
三 どの媒体へ 出しているか(一覧)
⚠️ 三を持っていないと、直した時に全部を直せません。⇒ 古い条件が残っている媒体が出ます。
退店の時に消す媒体の一覧と、同じ物が使えます(退店の日に やる 7 つ)。
五 測るのは 応募数ではない
🔴 応募数
⭕ 面接に 来た数
⭕ 体験に 進んだ数
⭕ 3 か月 続いた数
⚠️ 媒体の営業は応募数で話します。⇒ こちらは 3 か月続いた数で見ます。
媒体 A …応募 20 名 / 面接 4 名 / 続いた 1 名 ⇒ 1 名あたり ○円
媒体 B …応募 6 名 / 面接 5 名 / 続いた 2 名 ⇒ 1 名あたり ○円
**応募数では A が 3 倍。続いた数では B が 2 倍。**どちらを見るかで、来月の出し先が変わります。
⇒ 体験から続くかは 体験入店で 決まるのは 初日の 3 時間です に書きました。原稿が良くても、初日で落ちます。
原稿の 型
────────────────────────
一 誰に 来てほしいか(1 行)
二 お給料 …基本 ○% / 指名料 ○% / オプション ○%
三 引かれる物 …送迎 ○円 / 講習 初回 ○円
四 出勤 …週 ○日 から / ○時 〜 ○時
五 送迎 …○km まで
六 写真・動画 …応相談
七 先月の 実績 …1 日 平均 ○円 / 未経験 ○名 入店
────────────────────────
**七が効きます。**実績の数が書いてある原稿は、ほとんどありません。
よくある詰まり所
「条件を 書くと 他店に 見られる」
見られます。⚠️ ただし **他店はすでに見ています。**見られないように書くと、応募する人にも伝わりません。
「実績の 数が 良くない」
良くない数でも、書いてある方が信じられます。⇒ 数が良くないなら、原稿ではなく条件を直します。
「未経験を 増やしたい」
未経験の人が見るのは、**稼げる額より「何をするか」**です。⇒ 一(誰に来てほしいか)に、初日の流れを 1 行足します。
まとめ
- 応募が減るのは 条件を書かなかった時
- 数で書く。「高収入」より「1 日 平均 ○円」
- 原稿と面接で 1 字も違わないようにする
- 条件の部分は 1 つの原本を持ち、全媒体へ同じ物を貼る
- 測るのは応募数ではなく 3 か月続いた数
- **先月の実績を書く。**書いてある原稿はほとんどない
**比べられない原稿は、選ばれません。**比べられる材料を出すことが、書くということです。