体験入店で 決まるのは 初日の 3 時間です ── 受け入れの 順
体験入店から本入店に進む人と、そのまま来なくなる人の差は、初日の最初の 3 時間で付きます。誰が迎えるか、何を先に渡すか、いつ稼げるか、帰り方をどうするか。受け入れの順を書いていない店が落としている所を整理しました。
「体験の子、今日 来るんだっけ」
この 1 言が聞こえた店では、その人はもう来ません。
体験入店から本入店に進むかどうかは、初日の最初の 3 時間でほぼ決まります。稼げた額ではありません。
要点
- 体験で決まるのは 稼いだ額ではなく、迎えられ方
- 順を決めるのは 4 つ …誰が迎える / 何を先に渡す / いつ稼げる / 帰り方
- 待たせた時間が、そのまま「続けるか」に効く
- 体験でも 年齢確認は同じ手順を通す(いちばんの抜け道)
- 来なくなった人の 来なくなった日を数える
1 行で言うと
| 決める事 | 決めていないと |
|---|---|
| 誰が迎えるか | その場に 居た人が 対応する(当たり外れ) |
| 何を先に渡すか | 条件の話が 後になり、不信が 残る |
| いつ稼げるか | 待ちが 長く、0 本で 帰る |
| 帰り方 | 深夜に 帰れず、それが 最後の記憶になる |
4 行目が、いちばん見落とされます。
一 誰が 迎えるか
⭕ 決めた人が 迎える(責任者 / 採用の 担当)
🔴 その場に 居た人
⚠️ **初日に会った人が、その人にとっての店です。**当たり外れがあると、店の印象も当たり外れになります。
名前を 先に 呼ぶ
⭕「○○さん、お待ちしておりました」
🔴「体験の方ですか」
**「体験の方」と呼ばれた人は、体験のまま終わります。**小さいことですが、初日に効きます。
二 何を 先に 渡すか ── 条件が 先
稼げる話より、条件の話を先にします。
一 お給料の 決まり(率・引かれる物)
二 今日 どう 動くか
三 分からない時に 誰へ 聞くか
⚠️ **一を後回しにすると、帰る時に初めて聞く形になります。**そこで数字が想定と違うと、その場では何も言わずに、そのまま来なくなります。
率と引かれる物を 1 通にまとめた形は バック率は 1 つの数ではない に置きました。体験の日に渡すのは、この 4 行です。
⚠️ 講習費を体験から引くかどうかも、ここで言います。講習費を 引く時、揉めるのは 額ではなく 順番です に書いたとおり、体験で引くと口コミに出ます。
三 いつ 稼げるか ── 待たせない
体験の日に 0 本で帰った人は、ほぼ来ません。
⭕ 体験の日は、入る見込みの 高い 時間帯に 呼ぶ
🔴 「とりあえず 早めに 来て」(待つだけの 時間が 長くなる)
⚠️ **暇な日に体験を入れないでください。**店を見せたい気持ちは分かりますが、その人が見るのは「暇な店」です。
待たせる時は 何をしてもらうか
一 何分ぐらい 待つかを 先に 言う
二 待つ間に する事を 渡す(説明・見学・書面の 確認)
三 待っている場所を 決める
待機部屋そのものの作りは 待機部屋は 稼働率を 決めています に書きました。体験の人は、そこでいちばん長く待ちます。
四 帰り方 ── 最後の 記憶
最後の 30 分が、いちばん記憶に残ります。
一 終電に 間に合うか
二 間に合わない時、誰が 出すか
三 家まで 送るか
⚠️ 深夜に 1 人で帰らせた日が、その人の最後の記憶になります。
⇒ 体験の日だけでも送る、と決めている店があります。送迎の 1 本ぶんの原価より、来なくなる方が高くつきます。
送迎の原価の見方は ドライバーの原価を「1 本いくら」で見ていると、人を減らす方へ効きます に書きました。体験の送りも、1 本あたりで見ると削る方へ寄ります。
⚠️ 体験でも 省かない 2 つ
一 年齢・本人の確認
ここがいちばんの抜け道です。
🔴 「体験だから 次回で」 …【次回が 来ない】
⭕ 体験でも 面接の 前に 通す
手順そのものは 年齢確認は 見た目で 判じない に書きました。体験を例外にすると、例外が常態になります。
二 写真・動画
⚠️ 体験で撮って、本入店しなかった場合がいちばん揉めます。⇒ 体験では撮らないと決めるのが、いちばん簡単です。
扱いそのものは 動画を 載せる前に 決める 5 つ に書きました。
体験の日に 渡す 4 行
────────────────────────
本日の ご案内(○○様)
一 お給料 …基本 ○% / 指名料 ○% / オプション ○%
引かれる物 …送迎 ○円(本日は 頂きません)
二 本日の 流れ …○時 受付 → ○時頃 ご案内の 見込み
三 分からない時 …○○へ お声がけください
四 お帰り …○時を 過ぎましたら お送りいたします
────────────────────────
**四行目が効きます。**帰り方が決まっていると、待つ間の不安が減ります。
来なくなった人を 数える
一 体験に 来た 人数
二 うち 本入店へ 進んだ 人数
三 進まなかった人の「来なくなった 日」
**三が要ります。**辞める日で、原因が分かれます。
| 来なくなった日 | ほぼ この原因 |
|---|---|
| 体験の 当日に 帰ってから | 待たせた / 条件が 後になった |
| 体験の 数日後 | 条件を 持ち帰って 比べた |
| 本入店の 1 週目 | 初日と 話が 違った |
⚠️ 1 行目が多い店は、二(条件が先)と三(待たせない)が崩れています。
⇒ 辞める前に出るサインは キャストが辞める 3 週間前に出るサイン に書きました。体験の日は、その最初の分かれ目です。
よくある詰まり所
「体験の 給料は どうするか」
⚠️ 体験でも同じ率で払うのが、いちばん揉めません。「体験だから安く」にすると、本入店してからの率と比べられます。
「体験の 日に 本入店を 決めさせたい」
その場で決めさせると、持ち帰って考えた人が戻って来ません。⇒ 「お持ち帰りください」と言える方が、結果として進みます。
「見学だけ という人が 来る」
見学でも同じ手順で迎えます。⇒ 迎え方が良かった店は、他の人を連れてきます。
まとめ
- 体験で決まるのは 稼いだ額ではなく、迎えられ方
- 順は 4 つ …誰が迎える / 何を先に渡す / いつ稼げる / 帰り方
- **条件の話を先にする。**後にすると、その場では何も言わずに来なくなる
- **暇な日に体験を入れない。**その人が見るのは暇な店
- 帰り方が最後の記憶になる
- 体験でも 年齢確認は同じ手順を通す。写真・動画は撮らない
- **来なくなった日を数える。**日で原因が分かれる
初日の 3 時間は、採用の最後ではなく最初の仕事です。