年齢確認は 見た目で 判じない ── 入店の日に 固定する 5 手
年齢確認は「身分証を見た」だけでは足りません。何を見たか、いつ見たか、誰が見たか、控えをどう持つか、断った時に何を残すか。この 5 つを固定していない店は、後から「確認した」と言えません。手順と記録の形を整理しました。
「身分証は 見ました」
見ただけでは、後から何も言えません。
何を見たのか。いつ見たのか。誰が見たのか。控えは残っているのか。この 4 つが無いと、「確認した」は言葉だけになります。
要点
- 年齢確認は 見た目で判じない。例外を作らない
- 固定するのは 5 手 …何を / いつ / 誰が / 控え / 断った時
- 「後で持ってきます」を 許さない形にする
- 控えの持ち方は、どこに置くかまで決める
- 断った記録も残す。断ったことが後で効きます
⚠️ 年齢確認の法の求めそのもの(何が本人確認になるか、控えをどれだけ持つか)は 顧問の先生にご確認いただく所です。この記事は 運用の固め方だけを扱います。
1 行で言うと
| 手 | 決める事 | 決めていないと |
|---|---|---|
| 一 | 何を見るか | 人によって 受ける物が 違う |
| 二 | いつ見るか | 「後で」が 通ってしまう |
| 三 | 誰が見るか | 見た人が 分からない |
| 四 | 控えをどう持つか | 後から 出せない |
| 五 | 断った時に何を残すか | 断った事実が 残らない |
二がいちばん崩れます。
なぜ 見た目で 判じてはいけないか
見た目は当たることもありますが、外した時の損が大きすぎます。
見た目で 判じた …当たる日が 続く。1 回 外すと 店が 終わる
手順で 判じた …当たり外れが 無い
⚠️ **「明らかに大人だから」は、いちばん危うい言葉です。**その判断をした人の名前が、後で出ます。
一 何を見るか
受ける物を決めて、一覧にして貼ります。
⭕ 決めた 一覧の 物だけ 受ける
🔴 「身分証」と だけ 書く(何が 身分証かが 人によって 違う)
⚠️ 有効期限が切れた物、写真が無い物、コピー ── **これらを受けるかどうかまで書きます。**書いていないと、その場で判ずる形になります。
二 いつ見るか ── ここが崩れる
⭕ 面接の 前に 見る(見ていない人を 面接しない)
🔴 面接の 後で(もう 話が 進んでいて 断りにくい)
🔴 「今日は 忘れたので 次回」(【次回が 来ない】)
**「後で持ってきます」を許すと、その人は働き始めます。**そして働き始めた後で断る方が、何倍も難しくなります。
⇒ **見ていない人は、面接の席に着かない。**この 1 行だけで、ほぼ防げます。
体験入店でも 同じ
⚠️ **体験だから後で、が いちばん多い抜け道です。**体験も同じ手順で通します。
体験からの定着そのものは キャストが辞める 3 週間前に出るサイン に別の観点で書きました。
三 誰が見るか
⭕ 見てよい人を 決める(責任者・採用の担当)
🔴 その場に 居た人
⚠️ **見た人の名前が記録に残る形にします。**残らないと、後から誰も答えられません。
四 控えを どう持つか
決めるのは 3 つです。
一 どんな形で 持つか(写しを 取るか、確認した事だけ 残すか)
二 どこに 置くか(誰が 開けられるか)
三 いつまで 持つか(退店後 どうするか)
⚠️ 二を決めていない店が多いです。受付の引き出し・担当の携帯・共有の場所に散ると、後から出せません。しかも散った先は、誰でも見られる所であることが多い所です。
名簿が 3 箇所に割れる形は 顧客名簿は いま どこに 在るか に書きました。本人確認の控えは、それより厳しく扱う物です。
携帯で 撮らない
🔴 担当の 携帯で 撮る …その携帯が 辞める時に 一緒に 出ていく
⭕ 店の 決めた 置き場だけ
⚠️ 担当が辞めた後に何が残るかは キャストの SNS は 店の資産か と同じ形の問題です。個人の端末に置いた物は、その人と一緒に出ていきます。
五 断った時に 何を残すか
断った記録を残していない店が、ほとんどです。
いつ / どなたか(名は 残さない形でもよい) / 何が 足りなかったか / 誰が 断ったか
⚠️ これが要るのは 2 つの場面です。
一 同じ人が 別の日に また来た時(前回 断った事が 分かる)
二 後から「うちは 確認している」と 示す時(断った記録が いちばん強い)
**二が効きます。**通した記録だけでは「全部通しているのでは」と見えます。断った記録が在ると、線が働いていることが示せます。
入店の日の 順(貼る形)
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年齢・本人の ご確認
一 面接の 前に 拝見します(お持ちでない日は 面接いたしません)
二 拝見できる物 …(一覧)
三 拝見した者の 名を 記録します
四 お預かりした物の 控えは ○○ に 保管します
五 ご確認できない場合は、その旨を 記録いたします
⛔ 「次回 お持ちいただく」は ございません。
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**最後の 1 行が効きます。**例外を作らないと宣言しておくと、現場が断りやすくなります。
よくある詰まり所
「紹介だから 大丈夫」
紹介ほど断りにくく、そこが抜け道になります。⇒ 紹介した側にも、先に手順を伝えておきます。「うちは全員に見せて頂いています」と最初に言っておくと、当日に揉めません。
「常連のキャストの 友人だから」
同じです。⇒ 例外を 1 つ作ると、次の例外を断れません。
「顔写真と 今の見た目が 違う」
⚠️ その場で判じません。⇒ **三(見てよい人)へ回します。**現場が判ずる形にすると、判じた人が後で責任を負います。
「お客様の 年齢確認は どうするのか」
この記事はキャスト側の話です。⚠️ お客様側の確認は、業態と自治体で求められる形が違います。そこは顧問の先生と、自治体の窓口へご確認ください。
月に 1 回 数える
一 面接した 人数
二 うち 確認が 取れた 人数
三 断った 人数
一と二が一致していない月は、二の手順が崩れています。⇒ 「後で」が通った月です。
⚠️ 三が 0 件のまま何か月も続く店は、断る形が現場に無いことがあります。断れる形になっているかを見ます。
まとめ
- 年齢確認は **見た目で判じない。**例外を作らない
- 固定するのは 5 手 …何を / いつ / 誰が / 控え / 断った時
- **「後で持ってきます」を許さない。**見ていない人は面接の席に着かない
- 体験入店も 同じ手順で通す(ここがいちばんの抜け道)
- 控えは **個人の端末に置かない。**辞める時に一緒に出ていく
- **断った記録がいちばん強い。**線が働いている証拠になる
**確認したかどうかは、記憶ではなく記録で決まります。**見ただけでは、後から何も言えません。