体験入店で 何も決まらない ── 見る側も 見られる側も 何を見ればいいか知らない
体入は「来てもらう」だけになりがちで、採否も本人の意思も決まらないまま終わる。決めるべき 3 つと、体入の前・当日・翌日に置く形。
体入が終わった。「どうでした?」「まあ、よかったです」。
採るかどうかも、本人が来るかどうかも 決まっていません。
体入で 決めるべきは 3 つ
一 この人と 一緒に 働けるか(店の側の判断)
二 ここで 働きたいか(本人の判断)
三 いつから どの枠で 入るか(決めなければ 消えます)
⚠️ 三 を その日に 決めないと、良い体入ほど 逃げます。 気持ちが いちばん高いのは その日で、翌日から 下がります。
なぜ 何も決まらないか
一 見る所が 決まっていない(担当者ごとに 見る所が 違う)
二 本人に 何を見せるかが 決まっていない
三 終わった後に 話す刻を 取っていない
⇒ 二 が 抜けている店が 多うございます。 忙しい所を 見せて終わると、本人は いちばん大変な瞬間だけを持ち帰ります。
見る所を 3 つに 絞る
全部を見ようとすると 何も見えません。その日に分かるのは この 3 つだけです。
一 人の話を 最後まで 聞くか
二 分からない時に 訊けるか(黙って止まらないか)
三 手が空いた時に 自分で動くか
⚠️ **接客の上手さは その日に 分かりません。**慣れの部分が大きく、教えれば変わります。 上の 3 つは 教えても あまり変わらない側でございます。
見せる物も 決める
本人が決めるための材料を、こちらから 出します。
一 いちばん忙しい 30 分(隠さない)
二 いちばん静かな 30 分(これも 見せる)
三 実際に 手取りで いくらになるか(数字で)
⚠️ 三 を 曖昧にすると、入った後の不満に そのまま 変わります。 「頑張り次第」は 情報ではありません。
終わりの 10 分を 取る
体入で いちばん 効くのが ここでございます。
一 今日 やってみて どうだったか(本人から 先に)
二 こちらから 見えた良い所を 具体で 1 つ
三 次に いつ 入れるか
⚠️ 一 を 先にするのが 要でございます。 こちらの評価を 先に言うと、本人は それに合わせた答えしか 返しません。
「考えます」で 終わらせない
考えます ⇒ 大抵 来ません(迷いではなく 断りの言い方)
⇒ その場で 断られる方が 良うございます。 「合わない」と言ってもらえたら、何が合わなかったかを 訊けます。 それが 次の体入の 直しになります。
翌日に 1 通
決まらなかった人にも、翌日に 1 通 送る形を 置きます。
一 来てくれた礼
二 具体で 良かった所 1 つ
三 いつまでに 返事をもらえると 助かるか
⚠️ 三 が 無いと、返事が 来ないまま 宙に浮きます。
数えておく 3 つ
一 体入した人数と、そのうち 入った人数 二 入った人が 30 日後に 残っている数 …体入で 見せた物が 本当だったかの答え 三 体入で「考えます」で終わった数 ⚠️ 多いなら 終わりの 10 分が 効いていません
⚠️ 一 だけを見ると、**採用を緩めるほど 数字が良くなります。**必ず 二 と 一緒に 見てください。
記録が残る所に置く
上の三つは、体入日・担当者・入店日・在籍が 同じ所に 並んでいないと 出せません。
会話と記憶だけだと、誰が体入を見たかも 残りません。 ⇒ 「最近 体入が 決まらない」という感覚だけが 残り、どの担当の日に 落ちているかが 見えません。
tasteck では 在籍と シフトが 同じ記録に乗るので、入店日からの日数で 並べられます。
⚠️ ただし ツールは 最後です。先に 見る所 3 つと 見せる物 3 つを 書き出してください。
体入で 何も決まらないのは、決める物を 決めていないからでございます。