休憩が 取れていない ── 誰も 申告しない
忙しい夜ほど 休憩が消える。記録の上では取れている事になり、誰も申告しない。取れる形にする 4 つと、取れているかを見る所。
「休憩、行ってきていいよ」と 言いました。
**行っていません。**そして 記録の上では 取った事になっています。
なぜ 取られないか
一 抜けると 誰かに 皺が寄る(それが 見えている)
二 戻ってきた時の 溜まりが 怖い
三 いつ 行けばいいか 決まっていない
四 「行っていいよ」は 許しであって 指示ではない
⚠️ 四 が 効いています。 許しは 断る余地を残します。⇒ 忙しい人は 断ります。
記録が 現場と 食い違う
勤務表の上 …60 分の休憩
実際 …10 分・立ったまま・呼ばれて 戻る
⚠️ この食い違いは 誰も 直しません。 申告すると 誰かを責める形になるからでございます。 ⇒ ⇒ 黙っている方が 楽になります。
取れる形にする 4 つ
一 刻を 決める(人ごとに・先に) ⇒ 「20 時 30 分から Aさん」と 決めておけば、行くのが 当たり前になります。 ⚠️ 「手が空いたら」は 一生 空きません。
二 抜けた分を 誰が 持つか 決める ⇒ 皺が 見えていると 行けません。先に 決めておけば 行けます。
三 場所を 用意する ⚠️ 座れる所が 無ければ、休憩は 立ち話になります。
四 責任者が 先に 取る ⇒ 上が 取らない店では、下も 取りません。言葉より 効きます。
忙しい夜の版を 決める
理想の形だけ 決めても、忙しい夜に 捨てられます。
通常 …60 分
忙しい夜 …20 分 × 2 回でも 可(ただし 座る)
⚠️ 「今日は 無理」を 認める形にすると、かえって 取られます。 全か無かにすると、無になります。
数えておく 3 つ
一 記録上の休憩と 実際の差(本人に 訊く。責めない形で) 二 休憩を 取れなかった夜の 数(人ごと) ⚠️ **同じ人に 偏ります。**その人が 次に辞める人でございます 三 責任者自身が 取れた回数 …ここが 0 なら 下も 取れません
訊き方
悪い …「休憩 取れてる?」⇒「はい」で 終わります
良い …「昨日は 何分 座れた?」⇒ 数字が 返ります
⚠️ **はい/いいえで 訊かない。**答えは いつも「はい」になります。
法の側は こちらで 判じない
休憩には 法の決まりがございます。何時間の勤務で 何分、といった線は 顧問の社会保険労務士様・弁護士様の持ち場でございます。
⚠️ この頁で 申し上げているのは 店の中の 段取りだけでございます。 ⇒ ⇒ 「記録の上では 取っている事になっている」形は、 段取りの話であると同時に 別の話でもございます。そちらは 先生へ お回しください。
隣の話と 分けて 考える
| 何の話か | どちらの頁か |
|---|---|
| 休憩が 取れない・記録と 食い違う | この頁 |
| 待機の時間は 誰が 払っているか | 待機時間は、誰が払っているのか |
| シフトを 誰が どう 決めるか | シフトを 誰が どう決めるか |
| 途中で 一人 帰った夜 | 途中で 一人 帰った夜 |
⚠️ 待機と 休憩は 別でございます。 待機は 居ていただいている時間、休憩は 離れていただく時間でございます。 ⇒ ⇒ 混ぜると、「待機が 在るから 休憩は 要らない」という形になります。
刻を 決める時の 実際
「先に 決める」と 申しましたが、決め方に 順がございます。
一 いちばん 忙しい刻を 外す
二 人ごとに ずらす(同時に 抜けない)
三 その刻に 誰が 持つかを 一緒に 書く
⚠️ 三 まで 書いて 初めて 決めた事になります。 ⇒ 刻だけ決めて 持ち手を 書かないと、その刻に 行けません。
決めた刻が 守られない時
一 刻が 忙しい所に 当たっている ⇒ 刻を 動かす
二 持ち手が 決まっていない ⇒ 三 を 書く
三 上が 取っていない ⇒ 上から
⇒ ⚠️ **本人を 責めても 動きません。**三つとも 段取りの側でございます。
責任者が 先に 取る
四つ目に 挙げましたが、いちばん 効きます。
上が 取らない …「取ってよい」が 言葉だけになります
上が 取る …取ってよい事が 目に見えます
⚠️ 言葉より 目に見える物でございます。
上が 取れていない時
一 上の刻が 決まっていない(自分の分だけ 決めていない)
二 上が 抜けると 回らない形になっている
⇒ ⚠️ 二 は 別の問題でございます。 ⇒ ⇒ 上が 1 人 抜けて 回らないなら、その夜は もともと 1 人 足りません。
忙しい夜に 捨てられない形
全か無か …忙しい夜に【無】になります
段を持つ …短くても 残ります
段の 例
通常 …まとめて
忙しい夜 …分けて(ただし 座る)
どうしても 取れなかった …その事を 記録に 残す
⚠️ 三つ目が 要ります。 ⇒ 取れなかった事が 残らないと、何度 起きても 数に なりません。
「座る」を 落とさない
立ったまま …休憩に なりません
座る …短くても 効きます
⇒ ⚠️ 場所が 無い店では、決めても 取れません。 ⇒ ⇒ 場所は 段取りより 先でございます。
偏りを 見る
いちばん 大事な数は 人ごとの 偏りでございます。
店全体で 8 割 取れている
⇒ 取れていない 2 割が 同じ人に 寄っている
⚠️ 平均で 見ると 見えません。
偏る人の 特徴
一 断らない方
二 いちばん 動ける方
三 新しく 入られた方
⇒ ⚠️ **三つとも「頼みやすい方」**でございます。 ⇒ ⇒ そして いちばん先に 辞められます。
辞める前に 出る所
休憩が 取れていない ⇒ 出勤が 減る ⇒ 辞められる
⇒ 出勤の減りは 売上より 先に 出ます ⇒ キャストが辞める 3 週間前に出るサイン
訊き方を もう少し
「昨日は 何分 座れた?」が 良いと 申しました。もう 2 つございます。
「今日は 何時に 行く?」…先に 訊く(後から 確かめない)
「行けなかったのは なぜ?」…人でなく 段取りを 訊く
⚠️ 二つ目で 人の名を 出さないでください。 ⇒ 「◯◯さんが 呼んだから」と 答えが 出ると、次から 答えていただけません。
訊く役を 決める
決めていない …誰も 訊きません
⇒ ⚠️ 責任者ご自身が 取れていない場合、訊きにくくなります。 ⇒ ⇒ ですので 上から でございます。
抜けた分を 誰が 持つか
二つ目に 挙げましたが、ここが 決まらないと 一つ目も 効きません。
決めていない …抜けると 誰かに 皺が寄る ⇒ 見えているので 行けない
決めている …皺の行き先が 決まっている ⇒ 行ける
持ち方の 3 通り
| 持ち方 | 向く時 | 弱い所 |
|---|---|---|
| 相方を 決めておく | 人数が 揃う夜 | 相方も 抜ける時に 崩れます |
| 責任者が 持つ | どの夜でも | 責任者が 取れなくなります |
| 15 分だけ 止める | 山を 外せる時 | 山の刻には 使えません |
⚠️ 二つ目だけに 寄せないでください。 ⇒ 責任者が 取れない店では、下も 取れません。
皺が どこへ 行くかを 見せる
決めた事を その夜の人に 見える形にする
⇒ ⚠️ 決めても 見えていないと 行けません。 ⇒ ⇒ 「私が抜けたら 誰が困るか」が 分からない限り、人は 動かれません。
記録が 綺麗すぎる時
記録の上では 全員 毎日 取れている
⚠️ これは 良い印では ございません。 ⇒ 忙しい夜が 1 度も 無い店は ございません。⇒ 記録が 実際を 写していない形でございます。
綺麗になる 3 つの道すじ
一 自動で 引かれている(取ろうが 取るまいが 同じ)
二 申告すると 誰かを 責める形になる
三 訊かれ方が「取れてる?」で、答えが「はい」に なる
⇒ ⚠️ 一 が いちばん 多うございます。 ⇒ ⇒ 引く形そのものは 変えられなくとも、取れなかった夜を 別に 残す事はできます。
別に 残す形
その夜 取れなかった人 …1 行(誰が・なぜ)
⇒ ⚠️ **「なぜ」に 人の名を 書かない。**段取りの側を 書いてください。
短くても 効く形
5 分 …効きません(気持ちの切り替えに 届きません)
15 分 …座れば 効きます
⇒ ⚠️ 座る事と 呼ばれない事の 2 つが 揃って 初めて 休憩でございます。
呼ばれない形にする
一 その間の 持ち手が 決まっている
二 携帯を 置いていける
⇒ ⚠️ 二 が 落ちます。 ⇒ ⇒ 持ったままだと、鳴らなくても 休まりません。
1 か月で 揃える 手順
第一週 …座れる場所を 用意する(無ければ 何も 始まりません)
第二週 …人ごとに 刻を 決める(持ち手も 一緒に)
第三週 …責任者ご自身の 刻を 決める
第四週 …取れなかった夜を 人ごとに 数える
⚠️ 第一週を 飛ばさないでください。 場所が 無いまま 刻を 決めると、立ち話が 休憩として 記録されます。
休憩と 稼働率は 引き合わない
「休憩を 取らせると 回らない」と 思われがちでございますが、数の上では 逆の事がございます。
取れていない ⇒ 集中が 落ちる ⇒ 一件あたりが 長くなる ⇒ 回らない
⇒ ⚠️ 回っていないから 取れないのか、取れないから 回らないのか。 ⇒ ⇒ 順を 取り違えると、いつまでも 取れません。
見る所
休憩が 取れた夜 と 取れなかった夜で、一件あたりの 刻を 比べる
⇒ 稼働の側の見方は 稼働率の見方 に ございます。 ⚠️ ただし 分母を 揃えてください。忙しい夜と 空いた夜を そのまま 比べても 出ません。
休みの連絡とも 繋がります
休憩が 取れない日が 続く ⇒ 前日に 休みの連絡が 来る
⇒ ⚠️ 前日の連絡は 結果でございます。原因は その前に ございます。 ⇒ 休みの連絡が 前日に来る
二つを 並べて 見る
休憩が 取れなかった夜が 多い人 / 前日の連絡が 多い人
⇒ ⚠️ 同じ方に なる事が ございます。 ⇒ ⇒ その時は 休みの連絡を 責めても 変わりません。
よくある問い
Q. 忙しくて 無理な夜が ございます。 ⇒ 無理な夜が 在るのは 構いません。⚠️ その事を 記録に 残してください。 残らないと、何度 起きても 数に なりません。
Q. 本人が「要らない」と おっしゃいます。 ⇒ ⚠️ 許しの形で 訊いておられる見込みでございます。 ⇒ 「行ってよい」ではなく「◯時に 行ってください」でございます。
Q. 記録と 実際が 違います。 ⇒ 責めない形で 訊いてください。⚠️ 責めると、記録の方が さらに 綺麗になります。
Q. 場所が ございません。 ⇒ ここが いちばん 先でございます。⚠️ 座れる所が 無い限り 取れません。
Q. どこから 手を付ければ よろしいでしょうか。 ⇒ 責任者ご自身が 取る事でございます。言葉より 早う効きます。
記録が残る所に置く
上の三つは、シフトと 出勤が 同じ所に 並んでいないと 出せません。
その場の記憶だと、取れなかった夜が どこにも 残りません。 ⇒ 「最近 忙しいね」で 終わり、偏りが 見えません。
tasteck では 出勤と受注が 同じ記録に乗るので、忙しかった夜を 後から 開けます。
⚠️ ただし ツールは 最後です。先に 刻を 決めて、責任者が 先に 取ってください。
取れていないのは 我慢強いからではありません。行ってよい形に なっていないからでございます。